｜癒合端子《アシミレーター》
突き刺した物質を破壊する「端子」を生み出し、操作する能力。
崩壊までの正確な機序は「端子」で接触→対象と同じ組成の物質へと変化して同化・接続→モルフェウスの物質変換能力で、接続した物質を「端子」ごと「砂」に変換する――となる。
能力自体はモルフェウスの典型からあまり出ていないが、そのレネゲイドコントロールの精密さが群を抜いており、脳を砕くなどしてエフェクトを強制的に中断しない限り、たとえ本体がどれほど消耗しようとも「端子」の軌道を乱すことは出来ない。

これは技術ではなく、UGNによる調整の成果。
ノイマンシンドロームの覚醒に伴って脳内に新設された脳神経網「ノイマンネットワーク」が、すべてエフェクトの制御に割り振られて「自動化」されている。結果として、葉佩本人はまるで指を振るようなお手軽な感覚で、複雑怪奇な演算処理による高度なレネゲイドコントロールが可能となっている。

欠点は「ノイマン」シンドロームであるにも関わらず平均的な脳機能しか使えない。
また副次的な効果として、思考が多層化されて精神干渉に耐性が生まれている。