……というのが表の記録。実際はFHへの潜入任務を行っていた本部エージェントである。萬夜見という名前は偽名だが、本名は放棄しているため名乗るつもりがない。
元は貧困層の生まれであり、何度かレネゲイド絡みの事件を目撃したことを切欠に金稼ぎの手段として自身も能力を求め14歳の頃に覚醒。中卒でUGNエージェントになるものの、当時は自身の能力をあまり把握しておらず光の出力も自己変形もうまく扱えない落ちこぼれとしてうだつの上がらない日々を過ごしていた。ついには当時監察官であったアッシュ・レドリックの一言で汚れ仕事の場に左遷されるが、そこで己の素質に最も合う仕事が『暗殺』であると自覚。程なくしてその戦果がアッシュ・レドリックの目に留まり何の因果か彼直属の懐刀となった。

左遷のこと自体はあまり気にしておらず、己の才能を見出して上手く使ってくれているアッシュ・レドリックには感謝の念を抱いている。彼の懐刀として動くことを決めた際に諜報活動をしやすくなるようにと素顔と本名を捨てた程の忠義の持ち主だが、口を開けばあんな上司変えられるものなら変えてもらいたいくらいですねと悪態ばかりが出る。ツンデレ。
汚れ仕事をすることが多いとはいえUGNでの活動歴が長いだけに相応の倫理観は保っており、エンターテイナー気質も相まって人のことは好き。無用な人死には避ける傾向にある。しかし根っからの善人という訳ではなく、どちらかというと『簡単に死んではつまらない』という理由であることの方が多い。性格が悪いのは素。