■シナリオデータ**

> PCの消費経験点：130+104点（4点はイージーエフェクト分）
> プレイ時間：15時間程度（テキストセッション）
> レギュレーション：基本1、2、上級、EA、UG（必須）+HR、LM（推奨）
> シナリオ傾向：サスペンス

■トレーラー
_レネゲイド犯罪特命調査班、通称「ゴースト」。_
_貴方たちは犯罪事件のプロフェッショナルとして、その部隊に召集される。_

_隔絶された病室で死んだ一人の女。_
_その死から、全てが始まるとも知らず。_


_ダブルクロス The 3rd Edition_
_『ゴーストビハインドの観測』_
_ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。_

・個別ハンドアウト
以下のハンドアウトからPC同士で被らないように一つずつ選ぶ。ワークスは自由だが、互いに協力できるキャラクターであること。
PC番号は便宜的なものであり、番号の大小とシナリオにおける役割の重要性は相関しない。

・PC1 警察官**

> ワークス/カヴァー：自由/刑事
```
キミはレネゲイド関連事件担当独立捜査課（R担）に所属する警察官だ。これまでレネゲイドに関連する犯罪捜査にいくつも携わり、解決に導いてきた。市民の安全を第一に考える優秀な捜査官として、課内からもUGNからも信頼が厚い。
```

・PC2 法医学医**

> ワークス/カヴァー：自由/医者
```
キミはUGNホワイトハンドに所属する医者だ。法医学に精通しており、通常の医業の他に死者の解剖にも携わっている。オーヴァードやレネゲイド関連事件で命を落とした者たちを解剖、調査し、隠された真実を明らかにできるのはキミだけだ。
```

・PC3 工作員**

> ワークス/カヴァー：自由/工作員
```
キミは敵対組織への潜入や情報隠蔽を行う工作員だ。UGNに潜入したスパイや離反者を調査する「UGN本部査察部第4課」からの依頼を受け、情報制御や記憶処理を担当することもある。情報を操ることで、UGNと一般人を守るのがキミの仕事だ。
```

・PC4 技術者**

> ワークス/カヴァー：自由/ハッカー
```
キミはUGN通信本部特務班、通称アデプタスに所属する技術者だ。機密情報の防護や情報操作、ハッキングに通信端末の調査・整備など、コンピュータとネットワークに関わるあらゆる物事のエキスパートである。
```

■シナリオ前注意点**

> ・ハンドアウトに合っていれば継続PCも可とする。
> その場合は消費経験点（130+104点）に合わせてリビルドを行うこと。
> ・ハンドアウトで指定された組織について、R担は上級ルールブックに、ホワイトハンド・アデプタスはユニバーサルガーディアンに詳細が記載されている。また、工作員についてはユニバーサルガーディアンの「ミラージュバイト」の項目を参照する。（「ミラージュバイト」所属である必要はない）
> ・本シナリオには複数回のミドル戦闘がある。また、強制的に侵触率を上昇させるシーンがあり、最終侵蝕率が高くなりやすい。メモリーを所持しておくと安心だろう。
> ・本シナリオには固定値を要求される判定がある。技能値に振り分けておくと活躍の機会があるだろう。

■NPC・組織**

・四峯 安次（よつみね あんじ）
```
白髪の中年男性。PCたちを招集した張本人。PCたちとは初対面である。
お互いに所属組織が異なるPCたちの、シナリオ中での上司となる存在。
```
・「ゴースト」
```
今回PCたちが突然任命されることになった部隊。
レネゲイドに関連する犯罪事件のうちでも特に”UGNの存亡”にとって重要な事件を調査・解決するための特命隊である――
と、されているが、実際にその存在や所属しているエージェントを確認したものはいない。
詳細が全く不明であるため知名度もない組織だが、工作員PCは上記の内容の噂くらいは聞いたことがあるかもしれない。
```

無知を誇ることなかれ。
博識と思い上がることなかれ。

人類もその隣人も、誰もが無知と智の狭間にいるのだから。

ダブルクロス The 3rd Edition『無知と智の狭間』

――無知、それは意図せず裏切るもの。

■ 使用ルールブック・サプリ
▼ GM所持必須

【全環境共通】ルール1・2、上級
+【基本環境で遊ぶ場合】IC
+【EA環境で遊ぶ場合】EA、LM
▼ GM所持推奨（必須ではない）
・IA、UA、RU
その他サプリの導入はPLと相談
・プレイヤー（PL）
・ルール1・2、上級
 + 他はGMと相談
■PL人数：1人（＋GMがGMPCを出す）
■PCの消費経験点（フルスクラッチ）：初期経験点（130点）+30点　※GM、PL間で合意があれば増やすことも可

PCハンドアウト

■PC①用ハンドアウト
・ワークス / カヴァー：レネゲイドビーイング以外 / 任意
・シナリオロイス：PC②
・推奨感情： P：任意 / N：任意
キミの自室（またはその日の寝床）へPC②が訪れ、突然キミに迫って来た。
なんだかPC②顔も赤く、キミの中にもじんわりと緊張感あるいは高揚感を覚えたが……そこでPC②の動きは止まり、PC②自身も自分の動きに疑問を抱いていた。
なんだかPC②の様子がおかしい。キミは内心どこかドキドキしながらも、PC②の異変の謎を探ることにした。

■PC②用ハンドアウト
・ワークス / カヴァー：レネゲイドビーイング / 任意
・シナリオロイス：PC①
・推奨感情： P：任意 / N：任意

キミはPC①の元へ訪れたその時、何か身が熱くなるようなそんな感覚に陥る。この熱はPC①であれば冷ませるのだろうか……？
そんなことを思っていると、気づけばPC①へ迫っていた。これは一体……？
己の想いや動きも分からず、ただ漠然とPC①と見つめ合ってしまう。
異変を感じ取ったPC①にキミは手を引かれ、火照るような感覚を覚えたままこの原因を探ることになった。