毒々しい緑色の髪と目を持ち、貴族のようなドレスを身に着けた少女。身長は193㎝と並の成人男性より高く、体付きも豊満。しかし、時折小さい子供のような姿で目撃される事もある。いつも胸に「ハー君」と呼ばれるツチノコのように丸々とした多頭の蛇を抱き抱えており、会話をしているような姿も見られる。
　実は肉体や身に着けている服の大部分は、自身を形成する毒を変化させたものである。そのため、毒を使い過ぎると体が萎み、子供のような姿になってしまう。また、「ハー君」と呼ばれる蛇は彼女の中の凶暴性を独立させた分け身のような存在であり、感覚や感情等はある程度リンクしている(そのため、ダメージもフィードバックされる)。
　性格は大人しく無口で、寂しがり屋。心の中では人との触れ合いを望んでいるが、自分の力の危険性から人を遠ざけるような言動をする事もしばしば。可愛いものが好きで、ぬいぐるみ等に目が無い。また、戦闘の際は普段では想像もつかないほどの闘争心を見せる事もある。
名前の由来は世界一危険な植物とも呼ばれる樹、マンチニールから名付けられた。しかし本人は言いづらい名前だと思っており、他の人間には｢ニール｣と呼ばせる事が多い。

　神城グループが、古代ギリシャの遺跡から発見されたレネゲイド由来の猛毒を元に造り出した人造兵器。この猛毒は幻想生物(レネゲイドビーイング)にしてギリシャ神話の怪物「ハイドラ」のものであり、ヘラクレスを始めとする数々の英雄を葬り去ったものと同様の毒であった。神城グループはこの毒を自在に操れるレネゲイドビーイングを生み出し、兵器として用いようとしたのだが、起動実験の際に案の定残留していたハイドラのレネゲイドウイルスが暴走。研究施設は毒に侵されて崩壊し、生まれたばかりの彼女は同様に実験体にされていたPC1と共に施設を脱出した。
　その後、FHに勧誘されてPC1と共に加入したが、その猛毒とレネゲイドの不安定さはFHといえども簡単に手に負えるものではなく、エージェントというよりは研究対象として日々を過ごしていた(日常的な触れ合いもPC1とその従者のみだった)。そんなある日、コードウェル博士がFHのトップに立った事がきっかけで、ある変化が起こる。コードウェル博士は彼女にマスターヴェノムの称号を与えると共に、彼女の中にあったハイドラの凶暴性と毒の一部を切り離し、分け身として独立させたのだ。これが新たな家族、「ハー君」との出会いだった。
　それからしばらくして、彼女とPC1は自由を求めてFHを出奔し、紆余曲折あってUGNやゼノス等を転々としながらも、現在はフリーランスとして活動するようになっている。

戦闘方法はシンプルで、体を形成する毒を自在に操り、当たった敵を即座に侵していく。毒は凡百のオーヴァードであれば一瞬で骨まで溶け、動けなくなる程の猛毒であり、毒を癒す術を持たない限り、どれほど強いオーヴァードでもまず勝ち目は無い。
データ的には限界まで盛った邪毒で莫大なスリップダメージを与えるスタイル。ほぼバグ技。

前からやりたかった限界邪毒オーヴァードです。ここまで来るとやっぱ強いね。