容姿・経歴・その他メモ

【プロフィール】

神楽橋警察署所属の警察医。非常勤であり警察署に常駐する必要のない身ではあるが、要請を受けている時以外にもよほど暇なのか何故か署に現れたり、事務や雑務を請け負ったりしている。

学生の頃より常に学業では最上位の成績を修め、しかしそれに満足することなく猛勉強の続ける学生生活を送った。
その甲斐あって東京大学医学部に入学。卒業後に医師免許を取得、特定看護師として都内の病院に勤務していた。

患者への応対も熱心かつ献身的で、非常に評判も良く周囲からも更なる活躍を期待される人材だったが、2年ほどの勤務期間の後に突然辞職。そこから転向して現在の警察医となった。

【パーソナリティ】

常ににこやかで楽し気、へらへらとした楽観的な物言い、そして常に携えた一升瓶と酒気を帯びた表情が特徴的なロングの黒髪の女性。
常に警察医としての職務を行えるよう道具一式を持ってはいるが、それに加えて持ち歩いているビーカーは最早ただのコップ代わりとなっており、ビーカーに酒を注いで飲んでいる様子が普段からよく見られる。

一応素面の時はやや落ち着いた相応の年齢の女性という様子らしいが、出勤してきた時点で既に酔っていたりと、署内の人間の中には素面の姿を見た事がないという者の方が多数派という有様である。

【シンドローム】

ソラリスのピュアブリード。
大多数のソラリスシンドロームに見られる特徴に漏れず、化学物質の生成、散布能力に長けている。

更に彼女は『記憶探索者』と呼ばれる、ソラリスの中でも極一部の者しか持たない特異な能力の持ち主で、他人の精神に強く同調し、干渉・操作することができる。

この能力こそが看護師として患者に献身的に寄り添う事が出来た理由であり、また彼女が看護師を辞職することになった原因でもある。
『記憶探索者』であるがゆえに一際強い共感性を持つ彼女は、死や別れの悲しみや絶望もまるで自分自身の事のように感じ取ることができる。
その性質故に、強い負の感情が発生する事が多い病院という環境に自らの精神が耐え切れなくなった、というのが辞職の原因。

常にアルコールを摂取し酩酊状態でいるのは、正常な判断力と感性を鈍らせることによって『記憶探索者』の能力を抑制し、自分の精神負担となる記憶を排除するためである。
もっとも、それはあくまで理由の一つであり、生活におけるストレス発散であったり、単純に酒が好きという理由もある。

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