容姿・経歴・その他メモ

市立N高校の高校2年生。黒髪ボブカットだが、髪の毛が細く、柔らかい髪質で、光の加減によっては茶色にも見える。
好きな教科は英語、苦手な教科は数学。成績は中の上。特に部活に所属しない帰宅部で、昼休みは図書室へ出没することが多い。小説を良く読むようになったのは、入院時に父親が差し入れてくれたのがきっかけ。
自宅から学校までは距離があり、毎日電車とバスを利用して通学している。そのためバイトはしていない。
平均より少し長めの通学時間には、スマートフォンで読書をしたり、音楽を聴いたり、動画を見て過ごす。最近は、柴犬とおばあちゃんの日常風景を投稿している、「marumaru's dialy」というチャンネルがお気に入り。

父親は五輪選手、母親は国体選手。両親ともにスポーツマンの家庭に生まれ、サラブレッドとして期待されていた。
陸上部に所属していた中学三年のときに膝を壊し、長期入院。必死のリハビリで日常生活に支障がない程度には回復したものの、元のように走ることはできなくなっていた。陸上部は退部、中学の卒業式も出られず、高校は自ら遠くの学校を希望する。とにかく、自分のことを誰も知らない環境へ行きたかった。

高校では目立たず、学内カーストの中でも平均的なグループの片隅にいるような、普通の女の子として生活する。人当たりはよいため友人はそれなりにいるが、心の底から親友と呼べるような人はまだいない。おおむね平均的で、平凡な学校生活。薄い膜をかぶったような、どこかしっくりしない感覚を抱えながらも、それなりに平穏で、大きな不満もない。

だが、最近少しだけ、その生活に変化があった。なんとなく目で追ってしまう、気になる相手ができたのだ。

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