容姿・経歴・その他メモ

ＦＨに協力する日系人オーヴァード、アメリカ合衆国カルフォルニア州ロサンゼルス市出身。
右目が隠れるほど長い前髪と異常に大きい黒目を持ち、いつも無愛想に煙草を吹かしている不気味な男だ。
ただし根は優しく、困っている者を見かけると親身になって助けようとする性格をしている。
またＵＧＮの戦闘部隊「コンツェルト」の元メンバーであり、左目の火傷はその任務で負ったものである。

幼少期にはリトル・トーキョーで生活しており、貧しかったが家族や友人たちと支え合って暮らしていた。
しかしある日、友人たちと一緒に遊んでいた際にＵＧＮとＦＨの抗争に巻き込まれてしまう。
弾丸と超能力が激しく飛び交い、友人たちが次々と犠牲になる中で彼は願った――皆を護る力が欲しいと。
そして願いは叶った……彼はオーヴァードとなったのだ、友人たちが全員死に絶えた瞬間に。

生き残った彼はＵＧＮに保護されると、友人たちの仇を討つため日常を捨ててＦＨと戦うことを決意する。
しかし戦友たちと戦地を転々としながら、彼はＵＧＮという組織に猜疑心を抱くことになる。
派閥闘争による腐敗、崇高なる目的のためには犠牲を厭わない姿勢、そしてコードウェル博士の死と帰還。
世界の守護者が守ろうとする世界に、かつて亡くなった友人たちがいないと彼は感じたのだ。

ＵＧＮを裏切った彼は現在、ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区の片隅で便利屋を経営している。
近隣住民からの依頼も受けており、治安の悪い地域のせいかボディガードをすることが多い。
結果として食うには困らない生活を送っているが、依頼をこなす彼にはこのような噂が付きまとっている。
「アイツは弾丸を何発喰らっても平然としている、もしかしたら化け物なんじゃないか」と。

彼は“護る力”に特化した不死身みさで、コンツェルトのメンバーだった頃から戦友たちを護衛していた。
つまり戦闘力を持たず壁役に過ぎない彼が、ＦＨの中心人物になることは現状不可能だろう。
だからこそ彼は待ち望んでいるのだ――不死身の自分に対してＦＨが重要で困難な任務を依頼することを。
その報酬としてＦＨでの地位を彼は要求する、“世界”を変えて力なき者たちを護るために。

履歴

○『Requiem For Soldiers』（作者：メモリ塔様）
とある任務でがＮ市に滞在していたコンチェルトを壊滅して欲しいと、ＦＨのマスターから依頼を受ける。
最終的には地位よりも大事なものを選択し、“世界”を変えるための新たな道を歩み始めた。

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