【設定】

▶キャラクター紹介

契約の概念から生まれたレネゲイドビーイング。
彼が生まれるまでに行われた契約は一つも洩れることなく記憶している。
一人称「ワレ」、二人称「キサマ」のショタ。
かなり有名な"契約の守護者"でもある。
コードネームはUGNだけでなく、一般社会でも通り名として通用するレベルで親しまれている。

▶現在

契約を売る商人として活動中。いわゆる仲介人兼監視人だ。
自分が関わった契約には対象の人物への首輪とエフェクトによるマーキングをしており、非オーヴァードでも知る人が見れば、一目でリュシアンが関わった信頼できる契約だと判別できるようにしている。
彼が関わった分、信頼性は保証されているが、代わりに契約が破られた場合のリスクは大きい。リュシアンが直々に手を下しにくる上、後の契約に関する事柄全てを不利に働く縛りを破った相手に科す。(例:"契約の守護者"の契約を破った者として名を広め、社会的信用を落とすなど)

深い契約を交わした相手のことを"契約者"と呼ぶ癖がある。
契約者は特別視され、契約外のことも遂行してくれるようになる。(逆に契約者にならなければ、契約外のことは話に取り合ってもらえないことが多々ある)
契約者が死亡する際はリュシアンが看取ることを契約の縛りとしている。看取って初めて、契約の取り消しが行われるからだ。

▶経緯

気がついたら路地裏に捨てられるように寝ていた。金銭を持ってなかったため、近くにいた人間と"契約"を交わし、金を一時的に借りて見つけた仕事をしながら返済していた。
生活を続けるうちに、金城裏人と出会う。面白そうな人間だと思って好奇心から深めの契約を結んだ。期限は裏人が死ぬまで。その契約の一環として、支部の地下にUGNのトレーニング施設に利用できる空間を《イージーフェイカー：ポケットディメンション》で用意してあげた。
(なお目覚めてすぐ行った人物への契約は、金を全額返済した後に交渉して解除した模様。)

▶余談

首輪は契約が果たされるか取り消されるまで付け外しができないようになっている。
首輪はオーダーメイドの既存品なので、契約が終了した後も手元に残る。リュシアンは回収するスタンスだが、拒否すれば持ったままでいられる。効力を失った首輪は"契約の守護者"の契約を受けていた、という証にもなるので、意外と持ったままでいる人の方が多い。
なお目覚めた時から持っていたため、最初の契約者にも首輪は渡してある。
リュシアン本人からしてみれば、自分が把握してない契約(契約の首輪の製造)が交わされていたため、当時は非常に困惑していた。今でも首輪の製作者とは良い仲。多分モルフェウスのオーヴァード。

▶【1話】後のこと

裏人の手が書類で塞がってる時は、リュシアンがナポレオンの相手をしてあげてることが増えた。
尻尾にじゃれついてくるナポレオンのことをどう思ってるかは不明だが、それがリュシアン自身の意思で遊んでやっていることは確かだ。遊んで疲れたナポレオンに、尻尾のふさふさな部分を枕にしてやって、寝かせてる姿も見て取れる。意外と面倒見がいいのかもしれない。

暇な時、稀に自然公園に行って、ただベンチに座ってぼーっと過ごすようになった。理由は不明。

あとはUGNビルがある裏手にこっそり領域を作っている。《イージーフェイカー：ポケットディメンション》で作り、《不可視の領域》で隠している様子。そこに買った本や読み終わった本を溜めているとか。宇宙や地球の神秘、神話関係の書籍が大半以上を占めている。中には本の山がいくつも積みあがっている。
いつに作られたものかというと、リュシアンが裏人と最初の契約を交わして、しばらく経った頃。今のところ誰にもこの場所の話はしていないと想定される。

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