8歳頃に社長である両親について行った慰安旅行中に船が沈没、家族を亡くしている。
重役がほとんど死亡し会社の運営・維持が出来なくなり、また事故により兄と本人のみ覚醒し生き残ったため潰れそうな家を離れUGNに所属することになった。
その数年後、兄と海の近くでの任務にあたったところ、ジャームとの戦闘中攻撃の当たった船が沈む場面を見てしまい暴走。辺り一帯を呑み込もうとしたところを兄に止められそうになり、気付いたら兄の死体を喰らっていた。
応援の到着によりその場はなんとか収めたが、兄を殺したショックによりその日も含め数ヶ月分の記憶を失う。消えた兄に対して「ジャームに殺された」と思い込み復讐者になることで心を守るようになった。
実際はジャームもその場で呑み込んで殺しており、仇は既にいない。事実を知っている者も何人かいるが、伝えると心が壊れジャーム化しかねないため隠している状態。
名前も顔も知らない存在しない仇を探し続けている。

暴走した時の記憶はないが強いショックを受けた影響で「好きなものは食べてはいけない」と無意識のストップがかかっており、冗談を言うわりに食べないのはそのせい。食べ物の好物もなんとなく避ける。
アリオンは少し兄に似ているため気に入っている。

現在は色々な場所を探せるように特定のUGN支部所属ではなくイリーガルとして仕事を受けている。
学校はあまり行っていない。

エフェクトが『影鰐』に似ているのは事故の際沈んでいく船を夜の海が呑み込んでいくのを見ていたから。海が大きな影の怪物に見えた。
トラウマのスイッチは沈む船を見ることだが、最近は落ち着いているため青ざめる程度。影自体は問題ない。
ジャームを食べる必要があることも含め自分の攻撃方法を気に入っていない。好きでないものは出来れば食べたくない。