一人称は俺。二人称はお前、あんた、～さん。三人称、あいつ。
　基本的に男口調で喋り、ぶっきらぼうな(破れかぶれとも言う)性格。
　女性として見られる事をあまり好まず、折角異能力に目覚めたのにも関わらず自身に戦闘能力が無い事を悔しがっている。

　その日はいつも通り自宅から会社へ続く道を歩いていた。
　昨日と同じ今日。そしてまた今日と同じ明日が続くのだろうと何の根拠もなく思っていた......道の途中でジャームに襲われるまでは。

　ジャームに下半身を切り飛ばされ、燃えるような痛みの中で死にたくないと、まだ生きたいと願った。

　気付いたら身体は幼女になっていて、住宅街によく通るソプラノの悲鳴が響き渡った。

　周囲に自身の領域を展開。領域内の"力"を増幅、減衰させる補助的な役割が主体。
　また死ににくい身体を使ってカバーリング役をしたりする。
　侵蝕率の上昇に伴い、力への干渉能力はより強化、広域化され、二つの力を並行して増幅する事が可能になる。
　領域内には白い羽が降る。その様子から｜翼の王国《ライヒ·フリューゲル》と名付けられた。

　この姿になる前の自分。一般的な家庭に生まれ、普通にサラリーマンとして働いていた。