正体不明のミュージシャン

ある日、ネット上にとある曲が投稿された。
最初は数人の目に留まった投稿、しかし瞬く間に世界へと注目された。
ある者は次の曲を期待し、ある者はその素晴らしい曲を模倣しようとし、ある者は正体不明のミュージシャンを特定しようとした。
しかし、そのどれも果たされることはなく、時間だけが過ぎていった。
・・・そんなある日、ひとつの投稿がまた世界を賑わせた。
『私はこの曲を継ぐもの』、そう言い放った人物は誰もが成しえなかった曲の模倣をして見せた、そして人々は期待した、また伝説が見れるのだと。

伝説から生まれた怪物

正体不明の伝説のミュージシャン、世界を瞬く間に騒がせたその噂は怪物を生み出すには十分なほどだった。
・・・怪物は生まれて理解した、人々の未知の存在への無遠慮さと探求心を。

少女と怪物

正体不明のミュージシャン、その正体は少女だった・・・それを知るのは怪物ただ一人。
世界はただ1人の少女を引きずり出そうと躍起になる。
怪物はそれにどれほどの嫌悪を覚えたかは分からない、世界を壊そうかとも、だが少女はそれを良しとしなかった。
身寄りも後の命の短い身、まさにこの曲のためだけに生まれたような存在、彼女の人生と言える曲は世界を震撼させた。
言葉が通じずとも音楽で世界は変えられる、そう信じた彼女は世界の醜さを知らぬまま怪物に言った。
『私の曲は皆に届いたかな』
怪物は肯定した。
『本当はもっと生きたいけど、私に残せるのはこのくらいだから』
『少しでも、みんなが笑ってくれればいいなぁ・・・』
怪物は肯定した。
・・・少女はもう何も言わなかった。

怪物と同志

彼女を見送った怪物は同志へと目を向ける。
彼女と怪物を引き合わせた張本人であり、これから怪物をどうするかを決めあぐねているようだった。
それを見た怪物は言う。
『彼女の尊厳と意志が尊重される限り平穏に生きる』
それを聞いた同志は怪物へと提案した。
『このままであれば彼女のことを特定する人物が現れてもおかしくはない、だからあなたにはその隠れ蓑になっていただきます』
怪物は肯定した。

謎のミュージシャン

常にギターケースとヘッドホンを欠かさない謎のミュージシャン、類まれなる実力と、才能を持った彼は稀に演奏を披露する。
継いだ意志を身に着けて

PL談
作曲者の意志を継ぐレネゲイドビーイングです。
稀に演奏するだけが生きる意味で、それ以外に特に目標は無いです。

PL：スカイ
PC：音無　霊(おとなし　れい)
CN：なし
HO：

ワークス/カバー：レネゲイドビーイングC/
ピュアブリード
シンドローム：ハヌマーン

ロイス
D.超血統
1.記憶の彼女 P意志＠/N無関心
2.伝説の1曲 P親近感＠/N無関心
3. P/N
4. P/N
5. P/N
6. P/N

所持アイテム
・〈情報収集チーム〉
・〈思い出の一品〉
・

HO4
ワークス/カバー：レネゲイドビーイング/指定なし
シナリオロイス：L市
推奨感情：好意/無関心
キミは、L市に居住するレネゲイドビーイングである。L市で意識を覚醒させ、それ以来、ずっとこの街で存在してきた。ある日、L市内にて強力なレネゲイドの反応を感知した君は、警告を兼ねてL市支部を訪れる。普段であれば、支部長室に鎮座しているはずの支部長の姿はそこにはなく、代わりに一人のエージェントに立ち会う。

HO4
ワークス/カバー：指定なし
シナリオロイス：“カオナシ”
推奨感情：P：好奇心/N：無関心
　行きつけのカフェで息抜きをしていると、懇意の情報屋である“ミーアキャット”猫川美亜が話しかけてくる。勝手に相席した彼女は“カオナシ”と呼ばれるFHのエージェントについて語りだした。