容姿・経歴・その他メモ

　とある高校に勤める短髪で眼鏡をかけた男性教師。普段は寡黙であまり多くを語らないが、生徒たちからの評判は悪くないらしい？


　学校での担当科目は「現代社会」。また、部活動では「柔道部」の顧問もしている。
授業中はあまり多くを語らず、淡々と進めていくスタイルで、近寄りがたい雰囲気をまとっている。
しかしながら授業自体は端的でわかりやすく、受験が迫る上級生たちの間では特に評判が良いらしい。


　UGNにはイリーガルとして関わっており、呼び出しの要請があれば任務の内容に関係なく、基本的に必ず受けるようにしている。
UGNへ協力する理由はただ、生徒たちの安全と恩人を守るため。
本人曰く、それだけが今の己が生きる理由であり、意味であるとか。



　・・・元は山奥に隠れ潜む暗殺教団の道具として育てられていた。
今のオーヴァードとしての能力もすべてはそこから始まったのだ。
ただ、人を効率よく、素早く、確実に壊すための実験と教育。心をすり減らすのにそう時間はかからなかった。

・・・気付けば血に塗れたまま山を下りていた。山を下りる前に何があったのか詳しく覚えていないが想像はついた。
あの日、寺であの人に会い、拾われなければ己はどうなっていたか。
あの時、彼が人としての生き方を教えてくれなかったならば、己はどんな生き方をすることになっていたか。


壊す事しか能のない己でも人の役に立てることは喜びだ。
どうかこの身が朽ち果てるその時まで、誰かの役に立てますように。


「・・・そこ。授業中の私語は慎め。質問があるならば挙手しろ」

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