容姿・経歴・その他メモ

FHチルドレン時代は、大人たちの言うがまま能力訓練を行い、任務をこなしていた。
そんな日々の中で、徐々にとある気付きが思考を占めるようになっていく。

「大人たちって必ずしも私より優秀ってわけではないのでは？」

代り映えのない日々に突如降ってわいた疑念は、"プランナー”という少女の存在によって確信に変わる。
ある時、FHセルがあわただしくなった事があった。

"プランナー”がFHを離れた！
我々は彼女に見限られたのか？

そんな話をしている大人たちは実に情けなく、みっともなかった。
しかも、"プランナー”と呼ばれていたのは自分とそう年の変わらぬ少女だったのだ。

ああはなりたくない。そう思い、紆余曲折あった末任務中のロストという形でうまくFHを離れることができた。
少しして、UGNがどこからか私の存在を嗅ぎ付け保護を申し出てきた。

上下関係ははっきりさせなければいけない。そう、情けない大人の庇護下に下ることはしたくないのだ。
ネットで調べた、大人を手玉に取る方法を初めて試してみることにした。

「うっわぁ♡、こどもを戦いの前線に立たせるみっともない大人代表のUGNじゃん♡」
「偉そうに日常を守るとか宣っておいて、日常を謳歌するべきこどもを危険に晒すその体たらく、恥ずかしくないんですかぁ？♡」

UGNはなんとも言えない表情ですごすごと帰っていった。どうやら言葉を間違えたらしい。

どうにも大人は頼りない。ならば子供がしっかりしなければ。それこそ、あらゆる組織を手玉に取る“プランナー”ちゃんのように。

そうして私はこどもの優秀さを示し、ヒエラルキー上位へ至るための長い道のりを歩き出した。

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