容姿・経歴・その他メモ

HO3
社長のカリスマに魅入られて、キミは株式会社アルファトリムに入社した。
部下に有無を言わさず、言わさぬだけの実力をもつ朱鷺兼成は、キミにとって理想的な支配者だった。忠誠を買われ中間管理職となった今は、平社員とさほど変わらない労働条件で過大な責任を負わされている。
そのこと自体に不満はない。だが会社の現状は見過ごせない。
考えあぐねるなかでキミはふと気づく。自分が新たな支配者を求めていることに。

キショすぎる。どうすんだこれ

貴族の家系を継ぐ上流家庭の両親のもとに生まれる。
父親は名門貴族の家系を継ぐ現当主で、政界やビジネス界にも顔が広い。ワイン製造や高級ホテルの経営など、複数の分野で成功している実業家。
母親は芸術家の家系の出身で、社交界でも高い地位を持つ画家。
フランスのパリ郊外にある広大な敷地を持つ屋敷で育った。幼い頃から家庭教師による教育を受け、幅広い教養を身につけていった。
屋敷の外に許可なく出ることは許されず、両親から与えられた本でしか、外の世界に触れることができなかった。それらの本の中に、マリー・アントワネットについて著されたフランス王室の書物や絵本があった。
幼い年齢でフランスに嫁ぎ、多くの困難を乗り越えた彼女の物語に感銘を受け、華やかな宮廷生活やファッションセンスに魅了された。そして自分の信念を守り通した姿に強い憧れを抱き、自身もそんな女性になりたいと思った。
両親は社交界でも影響力を持ち、その高貴な佇まいと優雅な振る舞いは多くの人々から高く評価されていた。しかし、その体面とは裏腹に、家庭内での家族関係は歪だった。屋敷のいたるところで繰り広げられる両親のSMプレイは、幼い少女の性癖を歪めるのには十分だった。
さらに、数年後には父親の魔の手は自身にまで及ぶようになった。本来ならばショックを受け、家族関係など維持できなくなるほどの一大事だが、内心嬉しかった。
幼い頃に見た、歴史に描かれるフランス王妃の悲劇的な顛末に惹かれていた。多くの物語や神話で理想化されてきた悲劇のヒロインに自分も近づきたいと思っていた。この「美しく儚い存在」への憧れが、無意識のうちに取り巻く状況や不幸を美化していった。
自身の成長に伴いプレイはより苛烈なものになっていった。いよいよ行くところまで行った結果が、ギロチンを用いた処刑人と死刑囚プレイだった。そして、かのフランス王妃と同じ断頭台に立ち、同じ結末をたどり、その一生に幕に降ろす...ことはできなかった。
歪みに歪んだ欲望がレネゲイドを呼び起こし、肉体の死を許さなかった。
オーヴァードとして覚醒してからは、常人だった頃のような生ぬるいプレイでは満足できなくなった。自身を悦ばせることのできない父親に失望し、新たなご主人様を探し求めてたどり着いたのが株式会社アルファトリムだった。

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