30代ほどの男性。
長身で、細身ながらも引き締まった体つき。
黒髪は肩より少し長く、後ろで無造作にひとつに束ねている。
切れ長の目にわずかな疲労の色が宿るが、その奥には強い意志を感じさせる鋭い光がある。
どこか達観したような薄い笑みを浮かべ、落ち着きを漂わせている。
服装は墨色の作務衣。

価値観は極端に単線的で、判断基準は 「来山家に害があるか否か」 の一点に集約される。
人間だった頃の倫理観はかろうじて残っているが、害があると結論づければ、殺害も排除もためらわない。
論理は冷徹で、判断は早い。
状況を“関係ある／ない”で雑に二分する癖があり、不要と判断した相手には短絡的に攻撃的な手段を選ぶことが多い。

普段は冷静で落ち着いているが、“人外に寄った思考”による静けさの面が強い。
そのため、人間の感情の細やかな機微に疎い。
来山家、とりわけ来山麗寝への直接的な攻撃を受けた場合、普段の静けさからは想像できない憤怒の相を見せる。

長らく来山家を守護してきた守護者。
神の一端に足を踏み入れており、一般人には認知すらできない。
元々は人間で、放生の名はその頃のもの。
とは言うものの、人間の頃の記憶はほとんどない。

UGNに所属しておらず、オーヴァードやジャームについての知識もない。
力もつ者たる「神霊」と害なす「妖」として認識している。
修験者など、人の身でも神霊の力に目覚める者がいることは知っている。

人の身でありながら此処に入ってくるとは……興味深い。
小僧、貴様の名は？
他言無用と言ったはずだが……守れぬのであれば彼岸に渡ってもらうしかあるまい。
そのような可怪しなモノ、滅してしまうに限る。
あァ、面倒だ。骨も残さズ滅してしまエば……

《コンセントレイト》:1→0(-5)
〈調達〉:2→3(2)
《妖精の手》:0→1(15)
《地獄耳》:0→1(2)
《不可視の領域》:0→1(2)
《ポケットディメンジョン》:0→1(2)
ブラックダイアモンド(10)

孤独の魔眼:妨害
時の棺:妨害

棘の戒め:バステ硬直
魔人の心臓:ダイスデバフ

領域の盾:カバー