金髪で上背のある、いかにも外国人と言った風貌の男性。
米人とのハーフであり、同じく遺産特務室に所属している兄がいる。
真面目で温厚な性格をしており、やや適当な兄とはだいぶ異なる性格をしている。
…のだが、二人でバディを組むことがあれば最前線の構築に共に一役買い、
軍の被害を大幅に減らす戦果を挙げることもあるようだ。

何年か前から、科学をベースに遺産の機構を融合させた特殊兵装のテスターをしており、
形になったそのバトルスーツを、完成した今も自身の武装として携行している。
普通であればまず持てない重装武器を纏い、雷を散らしながら敵の殴り飛ばす戦闘スタイルは
他にはほぼ真似できないやり方だろう。

行方不明だった先輩から、便りが届けば、それは喜ばしいことに他ならない。
失意に飲まれて居なくなった者から連絡があれば、それは喜ばしいことに他ならない。
知り合いから結婚式への招待状が来れば、それは喜ばしいことに他ならない。

全てが喜ばしい要素であるはずなのに、それが１つに重なっているだけで
何があったのか不安になるのは、どういうことなのだろう。
とはいえ、武装のメンテナンスなど様々に世話になった先輩である以上、
顔を見せない…という選択肢は採れはしないことは確かだ。