容姿・経歴・その他メモ

★レポート1：神崎 梓の生誕に関して
　神崎梓(かんざき あずさ)がどのようにして生誕したのかはわかっていない。○○市××の路地裏、ゴミ捨て場の傍で捨てられていたという話が保護者であった男の手記から判明している。以下、手記からの抜粋。
　//その日も私がいつも通りに仕事を終えて、帰ろうとしたときである。路地裏から、聞いたことのない鳥の断末魔を耳にした。カラスの鳴き声はよく聞くが、あのような声は聞いたことがなかった。嫌な予感がした。仕事は終わった。だからこそ注意が必要だと考え様子を見に行ったのだ。あたりはごみが散乱し異臭が漂っている。暗く生ごみがたまった傍に声の主はあった。脳天をはじけ飛ばされ、まるでつぶれかけた花のようになったカラスと野良犬や野良猫が臓物をまき散らし積み上げられていた。そんな血みどろの死骸のゆりかごの中心で彼女はスヤスヤと寝息を立てていた。//
　以上の手記から神崎梓が出生後間もなくしてオーヴァードとして覚醒したことが示唆される。その後、手記にあった保護者の男性の養子となり、神崎梓と名乗る。
　
★レポート2：神崎梓の事件・事故に関して
　保護者男性はいわゆる殺し屋であるが、初めから自分の助手として扱ってきたわけではないようである。ごく短期間ではあるが、彼女は一般人の子供として小学校に通っていた記録が確認できた。ここで彼女の問題行動がいくつか報告されている。
　・暴力をふるった男児に対し、過剰な防衛。
→対象となった男児は女児らに対し頻繁に暴行を加えていた。標的が梓に向いた途端、いつの間にか手にした刃物によって男児の小指が切り落とされた。証言が被害者のものしかなく、切断に使用した刃物も見つからないため証拠不十分として不起訴。
　・問題のあった教師に対し、監禁・暴行。
→問題のあった教師は性被害の加害者としてマークされていた。ある日、教師宅の地下室から両手、両足を切断された教師が発見される。発見当時教師宅の地下室はコンクリートで埋められていた。発見前日に警察署に数々の証拠と共にボロボロとなった教師の写真が送り付けられる。近所の防犯カメラに神崎梓の姿が移りこむも数日後に証拠品が紛失し、なぜかアリバイが立証されてこちらも不起訴となる。


★レポート3：チルドレンとしての神崎梓
　中学3年時に共に暮らしていた保護者男性が犯罪組織との抗争中にレネゲイドウイルスによりジャーム化。これに背後から脳天を狙撃し撃退して見せた。その際対処に当たっていたUGNエージェントによりUGNチルドレンなることを進められUGNで保護される。なお、撃退時の話を聞くと「あれは父の遺言です。いずれ死んだときは僕が始末をすることとなっていました。おそらく、自分がバケモノにされることを薄々気づいていたのでしょう」とのこと。
　チルドレンとしての彼女はまだ日が浅く、適性を見切れてはいないがやや素行に問題はあるものの、いくつかしっかりと命令しておけば的確に任務を遂行してくれる優秀な人材である。


現在、彼女はM市に潜伏しているFHエージェントの瀬田什造の追跡と調査の任務を受けている。

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