容姿・経歴・その他メモ

「たまに見る夢は、炎が荒れ狂う夢だった。たいせつなものが、燃えていく夢。私の全てを焦がして、焼き尽くす。だから、私はなにも求めない。いつか燃えてしまうなら。」

幼い頃に火災で両親を亡くし、親戚の家に預けられていた。
灰色の人生、全ての出来事に期待など持たない彼女であったが、黒埼ちとせだけが彼女に手を差し伸べた。

両親との繋がりである姓が無くなるため、同籍になることを嫌った千夜は、ちとせの家に住み込みで身の回りの世話をするようになる。



そのまま数年、いやそれ以上にも経ったであろうある日、ちとせはPと出会い、アイドルになることになった。
無理矢理に千夜もちとせの手によってオーディションに参加させられた。しかし。
彼女のオーディション当日、ちとせも同席しているタイミングの某芸能事務所で、FHによる爆破テロに巻き込まれてしまう。

過去の憧憬、炎に包まれた光景に酷くショックを受け、護りたいものも護れないことに絶望しかけた千夜は、オーヴァードとして覚醒した。

千夜と、後に現れたUGNエージェントなどの活躍により、被害者は小数に抑えられ、千夜の希望により記憶処理によってアイドルオーディションという企画自体をなかったコトにした。

千夜は、アイドルと言う道ではなく、UGNエージェントとして生きることを選んだ。


『理由、ですか。』

『お嬢様に危害を加えた。あの方を傷つけた者が、この世界に居る』


『その者を突き止め、私の手で葬る。それ以外の理由がありますか？』

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