真面目な性格で常に冷静。
を装っているが根本はかなりの熱血漢。
感情が昂るとかなり熱い男である。
休日でもオーヴァードの少年少女達を保護しようと活動している事が多い。
常に眉間に皺が出来ている。
かなりの珈琲好きでカフェイン中毒気味。

資産家の次男として誕生する。
厳格な家庭でしっかりとした教育を受けて成長をする。
しかし、いつの間にかレネゲイドウィルスに感染しており、中学の時に覚醒し自覚する。
将来を期待され厳格な家庭な為、周囲に打ち明ける事が出来ず、能力を隠し1人で抱え込む生活を続ける。
思春期もあり周囲から距離を取り反抗的な態度をとるようになっていく。
次第に家族とまともな会話をしなくなり、高校に上がる頃には喧嘩に明け暮れる日々を過ごすようになる。

高校では絡まれる度に返り討ちにして気づけば校内トップの不良と恐れられるようになっていた。
屋上は土岐誠二の専用スペースと化していた。
そんなある日、屋上に同級生の毒島大和がやって来る。
きっと理由など些細な事であったであろうが殴り合いの喧嘩に発展する。
しかし、いくら殴っても毒島は倒れず久方ぶりの互角に戦える相手であった。
2人とも満身創痍で倒れるがどこか晴れやかな気分であった。

それから2人が仲良くなるまでに時間は掛からなかった。
その後2人は高校のツートップ不良として校内の畏怖の対象となる。
そんな生活が１年以上過ぎた頃、土岐　誠二は初めて自分以外に自分がオーヴァードである事を打ち明ける。
すると、毒島　大和からもオーヴァードである事を打ち明けられる。
こうして秘密を共有した2人は親友となる。

更に時は流れて、それぞれ進路も決まり卒業間際のある日。
深夜のファミリーレストランで偶然に出くわした毒島から、意図せずに衝撃のカミングアウトを受ける。
その際に漢の中の漢だと思っていた毒島から貰ったものが手作りのくまのあみぐるみである。
混乱し衝撃は受けたものの、受け入れた土岐は自身も家族と向き合う事を決意する。

家族に対してオーヴァードである事を打ち明けた土岐誠二は高校卒業大学進学に合わせて家を出てUGNの保護を受ける。
時を同じくしてUGNの保護を受けた毒島大和とは、その後も連絡を取り続け友人関係を続けていく。
大学卒業後は公務員となりUGNエージェントとしても活動。

８年前２４歳の時、レネゲイドウィルス研究施設で爆発事件が起きた際に当時１５歳の少年オーヴァー東 宗次を保護した。
彼のUGN加入への仲介をし、オーヴァードの知識やUGNの活動について教え、しばらくの間生活のサポートを行なった。
両親を同時に失った為か、自分自身への価値が低いように感じる彼を心配している。
担当地域が変わってからも時折、彼の様子を聞いたり遠目に見に行ったりもしていた。

いつしか支部長となった土岐は、同じく支部長となった毒島とも再会を果たした。