容姿・経歴・その他メモ

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生徒から「ジーコ」と呼ばれる理科教師。背が小さいことをコンプレックスと思っている。

元々公家の一つ慈光院家の跡継ぎであった慈光院　雪之丞その人でった。清廉潔白、智勇兼備で眉目秀麗。毎日読み書きそろばん、詩歌管弦、日本舞踊などに取り組み完璧と言わしめた雪之丞はまるで心の無い人間のようだと言われた。
そんな彼を恨んでか、実の両親は彼を「売る」ことにした。表としては誘拐ということにして。
そして彼は誘拐された。いや、売られた。ＦＡの研究者に。
そこで人権を無視した実験が行われた。時には毒を飲まされ、時には死の淵に立たされ、時には幻覚に苦しめられ…。
そうして彼はオーヴァードとなった。何百体何千体もの屍を乗り越えた実験体№5913として。
そんな奴らの目を盗んで研究所から逃げ出した。必死になって自分の家にたどり着いたが、そこには自分の代わりとして両親に可愛がられていた弟が跡継ぎになっていた。
自分の意味を見失った彼は野良のオーヴァードとしてジャームを屠りまくった。屠って、屠って、屠って…すべてこの世すべてがなくなるように。性格も過去の姿のもなく、やさぐれていた。
そこで見つけられたのが、シグマだった。くそみたいなやつだったが、こんな自分を救ってくれ、自分の生きる意味を授けてくれた。「Ｃｒｕｘ」というコードネームも自分の道を見失わないようにとつけられた名前だった。そんな彼への信頼は軽い悪口をたたくものの、厚かった。
少しでも傷ついた心を癒すためには人の心を知ることが大切だと言われ、学園の教師としてぶち込まれる。偽名である「慈光寺　紫雨」として、ＵＧＮチルドレンをはじめ多くの人がいるここで第３の人生を踏み始めたのだった。
教師と支部長の手伝い、ＵＧＮチルドレンやＵＧＮエージェントたちの育成や任務など、忙しいことこの上ないが、それでも昔よりも充実している毎日を過ごしている。

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