喧騒よりも静かな場所を好み普通の人より少しだけ正義感が強いだけの年相応の青年。
これといった特徴も無く至って平凡で穏やかだが、一度敵と認識した相手には容赦がない。

ゾディアックウェポンとリアクティブシールドを持つ騎士のようなスタイル。
モルフェウスの能力でゾディアックウェポンを再錬成することでスペック以上の力を引き出すことを可能にした。
盾で攻撃を防ぎつつ隙を見て強力な一撃を叩き込むカウンター型のような戦闘スタイルを好んで使う

一人称：俺
二人称：あなた、きみ、○○さん等
好きなもの：静かな日陰、猫
嫌いなもの：不正、自分や仲間に危害を加えるもの

ゾディアックウェポンの所持者になることを目的として作り出されたデザイナーズチルドレン、それが彼だ。
UGNから秘匿された極秘の研究施設で世界中の3歳以下の孤児を集めてゾディアックウェポンの所持者を人為的に作り、複数の所持者を有することで改革派の評議員に取り入り裏からUGNを支配するという計画、『星の御子計画(プロジェクト･ゾディアック)』の被験者に選ばれ、起源種(オリジナルレネゲイド)のレネゲイドウィルスを核として他の被験者のレネゲイドウィルスを掛け合わせてモルフェウスとサラマンダーのシンドロームが発現したクロスブリードのオーヴァードとして覚醒させられた。
ジャーム化もせずに高いレネゲイド反応が計測されたため最高傑作として扱われ、彼を含めた特に高いレネゲイド反応を持つ『番号付き(ナンバーズ)』と呼ばれ『第12号』として11人のチルドレンと共に日々過酷な戦闘訓練を受けていた。
ある日の訓練で『12号』にレネゲイドウィルスを提供したチルドレンが暴走しジャーム化するという事故が起こり研究者やチルドレン達が逃げ惑う中単身で交戦しそれを処理した。その戦闘中にノイマンのシンドロームが発現しトライブリードのオーヴァードとなる。そして他のチルドレン達が次々と命を落としていく中で遂に蟹座のゾディアックウェポンの所持者として選ばれることになる。
『星の御子計画(プロジェクト･ゾディアック)』がようやく進展した時に真相を知った伊織の手によって研究所は壊滅、研究所の所長は中枢評議会(アクシズ)よりUGNからの除名処分を下されることになりその後の消息は不明である。また、本来であれば蟹座のゾディアックウェポンは没収されるような計画だったのだがテレーズ・ブルムの計らいで所持者は『12号』のままになっている。

番号付き(ナンバーズ)

『星の御子計画(プロジェクト･ゾディアック)』において高い成功確率が予想される12人のチルドレン達の総称。覚醒時に一定以上のレネゲイド反応が計測されたチルドレンに『第1号』から『第12号』までの番号が割り振られ、施設内ではその番号で呼ばれていた。番号付き(ナンバーズ)達の間では自分の番号を英語読みしたものを名前として呼びあっていた。

『12号』の本名

トゥエルブが研究施設を崩壊させた後瓦礫の中から『Iori Sarashina』と彫られたドッグタグが発見され、研究施設にいたチルドレン達のデータを確認した際に14年程前『12号』がこの施設に来た時に所持していたことが判明している。