容姿・経歴・その他メモ

◯能力　黄金率、砂塵変化（制御不可）
◯イメージソング「黄金数」

彼は、大航海時代から続く、由緒正しき海賊の末裔だ。
彼は、その時代に得た金銀財宝を基礎に、どんどん発展していった一族の一人息子であり、その黄金律は、彼の遺伝子にも刻み込まれていたようだ。
歩き、何かを成すだけで金を得る事ができるという彼の黄金律は、一族の中でもかなりの力であったようだが、両親親族全員が死亡している彼にとって、それはよく分からないものでもあった。
そんな彼の人生を変えたのは、一つの陰謀である。
メイドであるディッシュと、その事件にて知り合った真白と呼ばれる女性と共に、ありとあらゆる犠牲と共にオーヴァードとして覚醒。
この自身の力を理解し、黄金律と呼ばれる金を引き寄せる力の本質がこの能力であることに気づくこととなった。
だが、ここで彼は自身の力の本質を見誤る。
彼が金を引き寄せると書いたのは間違いではないが、彼は黄金を作り出すわけではない。
彼には、作り出す才能というものがないのである。
彼が行うのは全てを破壊する崩壊の力。
彼自身が発した、全てを破壊し、崩壊させる圧倒的な力は、このような形で叶えられてしまう。
変質したレネゲイドは、彼の触る、歩く、存在しているだけで全てを分解してしまう力を保持しており、覚醒前のゆっくりとした食事も少し早めに食べることとなってしまった。

●彼の家系
彼の家系は、上記の通り海賊だが、その中でも彼の一族は不明なものが多い。
その海賊の固有名詞が黄金卿と呼ばれていた事だ。
黄金でできた船に乗り、黄金の剣を振り、黄金を掻っ攫う、そんな逸話的存在なのだ。
恐らくは彼の家系はオーヴァードに類する何かがあるのは明らかであった。
また、ドレッド・パイレーツ・ロバートと呼ばれる人物は過去複数人存在しており、世襲制だと思われている。
現在、その名を持つものはギルドメンバーの最上位メンバーであり、UGN上層部は、O・D自身がギルドに関わりのある人物ではないかと疑っている。

●O・Dの意味
彼は偽名として、この名前を通しているが、本名はオール・C・プレシオッソ（Oro・cristalización・precioso)
スペイン人の男性だ。

●O・Dの現状
彼はレネゲイドに対する適性が低い。通常ならばイージーエフェクトなどしか使うことができず、また、彼のレネゲイド特性の為、触ったものを破壊してしまうという難儀な問題も抱えている。
その為、レネゲイド研究にはかなりの額を出費し、その被験体にも自分で名を上げるほどである。

●過去
彼は上記の通り、海賊の末裔として、そしてロバートの名を連ねる者としてギルドの王に近い場所に君臨していた。
金を収束させ、自分の元に還元する能力。弱小なオーヴァードではあったが、金に関してはどのようなオーヴァードにも勝るほどの力を持っていた。
彼が堕ちた理由は簡単であり、組織の裏切りだ。
レネゲイド解放が起きてから数年、ギルドはオーヴァードの力を認識し、贋札の作成や、殺し屋のオーヴァードが増え、ロバートの力を必要としなくなっていった。
そして、南米にいる数百の殺し屋に狙われながら、彼はギルドを去った。
この時、彼は黙して語らないが、ディッシュとのちに呼ばれる少女と邂逅したらしい。
その後、様々な国を渡り、彼は日本へと逃れた。
日本のギルドはコウオウカイの力により拮抗した状態のため、全力を出してギルドとして動くことができないからだ。
そうやって彼は暮らし、そしてーーー、新しい力を得ることとなった。

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