容姿・経歴・その他メモ

シン、ウィン、ステアと呼ばれる3つの人格を持つ、病弱なチルドレンの少年。それぞれの人格の性別はステアのみ女性で、本人格はシンで基本的に表に出ている人格。ステアはいつ出てくるかがわからない人格で、様々な時に出てくるが、任務中の方が出てくる可能性は高い。ウィンは戦闘時に出てくる人格であり彼のコードネームはここから来ている。
元々は多重人格ではないため他の人格は戦闘用人格として登録されていない。後述する事件により人格が別れ、今のようになった。記憶の共有はお互い半々くらい。シンに関してはほとんど記憶の共有がない。ただ自分が多重人格であるという自覚はある。

それぞれの人格について

シン:気が弱く引っ込み思案な性格。ビビりで人見知りなところがあり、慣れている相手以外と対面するとすぐに人の後ろに隠れる癖がある。自分に自信がなく悲観的だが、自分の中にある人格二人のことは高く評価している。なので他の人格が評価されると自分のことのように喜ぶし、他の人格が貶されると自分のことのように憤慨する。同時に自分もほかの人格に負けないようにちゃんとしなきゃと思っている面もある。優しい心の持ち主なのは確かで、誰にでも思いやりを持って接する。一人称は「僕」。

ウィン:戦闘を担当する人格。負けず嫌いで荒っぽい性格。好戦的で、引き金を引く行為に興奮するトリガーハッピー。コードネームはここからとられている。あまり他者と関わりたがらず、人間不信の気がある。ただ3つの人格の中で1番戦闘時に長けており、また他の人格のことを大事にしているため、戦闘時は表に出てくる。大人や同年代には当たりがきついが小さい子供には優しい一面があるとかないとか。一人称は「俺」。

ステア:女性の人格。無口であまり感情を表に出さない。ただ1番きちんと話をできる人格。こちらも人間不信の気はあるが、ウィンほど誰彼構わずではない。主に任務の情報収集の時に出てくる。それ以外だとシンが精神的に危うくなった時や持病の発作が起きた時に出てくる。必要な時は手を貸すが、人に優しいというわけではない。何事にも動じていないように見えるが本当はただ耐えているだけ。一人称は「私」。

経歴

UGNによって処理されたFHエージェントが身篭っていた子。UGNの技術により未成熟の身体のまま摘出されて赤子と呼べるくらいまで育てられた影響からか、オーヴァードであるがリザレクトの力が弱く、脆弱な身体に育ってしまった。そのためチルドレン候補生の養育施設にこそいたが幼いころは寝込んでばかりだった。そしてそのせいで他の施設にいた子供たちとなかなか打ち解けられなかった。少し大きくなり寝込むことが減っても、周りより小さな身体で力も弱かったことやその出自から彼は他の子供たちからいじめの標的になった。
肉体的にも精神的にも傷ついていた彼だが、運悪く養育施設の大人たちは非情だった。最終的に能力の暴走を起こし、施設を壊滅させ、施設に併設されていた研究でも暴れ回った。その場所で遺産のひとつ、"必中の弓"(弓そのものではないものとさせてください)と接触した。遺産の力と暴走した彼の力は共鳴しさらに大きな被害を生むかもしれないと思われたその時、彼を止めに来たのが玉野椿と高峰隼人であった。2人により成敗された彼は、医療施設で療養していた。そしてその時から彼の中に人格が3つあることは判明していた。元々それぞれの人格は不安定だったが、治療やカウンセリングなどを受け、ある程度は日常に戻れると判断され、その後チルドレン養成学校へと入ることになった。
療養中は玉野椿に色々とお世話になり、彼女から貰ったマフラーを大事にしている。

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