容姿・経歴・その他メモ

《声無き狙撃》こえなきそげき/Silencer
彼女の操る光の銃弾は発砲音がしない。暗殺・斥候、何でもござれの先遣隊。一般家庭の育ちの彼女がいっぱしの戦闘屋に育ってゆく姿に、無骨でそっけないコードネームが送られた。

ベテランの域に入りつつあるUGNエージェント。
15歳で両親と自動車事故に遭い、両親ともども死亡した際に覚醒。
覚醒直後にUGNの庇護下に入りイリーガルとして活動を開始。身寄りもないため高校卒業後はエージェントになった。
彼女が高校卒業まで学業を続けられるよう取り計らった霧谷支部長には恩義を感じている。

大らかで、享楽主義。大抵のことを気にせず流す。
多くを喋るタイプではないが、ワイワイ騒いだりはしゃいだりするのは好きなよう。
食べるのも飲むのも飲み会も好き。煙草の銘柄はピース。
ものにこだわりはなく、いつもシンプルなニットやジーンズで過ごしている。

ただ、ひとたび彼女と任務で出会えば、その無口で無表情な事に驚くだろう。
自分の能力を理解しており、真っ先に敵陣に切り込み数多くの敵を屠るその冷徹さには、どこか虚ろさを感じるものもいる。
「なすべき事を、なすべきように」がモットーで、喩えジャームを殺す事になっても躊躇いを一切感じさせない。

彼女を戦闘員として仕込んだのはシナリオロイスの芹沢。10年前、葵が駆け出しのイリーガルだった時の先輩にあたる。

エージェントとして有形・無形の「大切なもの」を持たず生きるしかない自分の人生に、
今は特段後悔はない。いや、持っても仕方がないと諦めている。
世界は自分の都合を理解しない、冷たいものだから、どうにかその中で折り合いをつけていくしかない、
というのが基本のスタンス。

不慮の事故で家族すべてを失ったことから、何かを失う事をひどく恐れている一面がある。
だからこそ「大切なもの」を最初から持ちたがらない。失う事が怖いからだ。

彼女自身は気づいていないが、根本的には誰かの役に立ちたい忠犬タイプ。
無意識の内に、自分と関わりがある相手に尽力する事に生きがいを見出している。本来は「優しい」と言える性格だろう。
よって彼女の「大切なもの」の範疇は彼女が認識するよりずっと広い。芹沢との思い出もその一つ。
彼女がオーヴァードとして比較的長く活動できているのは、もしかすればその周囲への愛深さゆえかもしれない。

自分から周囲への絆を持ちたがらないにも関わらず、守るものを持たざる自分がややコンプレックスでもある。

戦闘スタイルはシンプルな射撃型。銃身を切り詰めたショットガンから光の弾丸を放つイメージ。

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