容姿・経歴・その他メモ

FHの実験施設からUGNによって保護されたオーヴァード。イリーガルとして登録されている。
鈴のアクセサリーを身に着けた、小学生と見紛う程に小柄で華奢な少年。

性格

一人称は「ボク」、または愛称である「りんりん」。
天真爛漫で奔放、そして快活。自己評価が高い方ではないが、自己肯定感は高い。
非常に前向きな性格で、実験体として扱われていたことも『不幸』だったとは考えていない。
感情表現が豊かなために泣いたり落ち込んだりもするが、それでもすぐに前向きになれるポジティブさを持つ。
好きなものはこの世のほとんどすべて。嫌いなものは基本的に無いが、強いて言うなら痛いこと。

ただしその一方で、高い共感性を持つがその制御が苦手。
他者の悪意や怒りの感情にあてられて戸惑ったり弱ったりすることも多い。
また、無条件で他者の善性を信じてしまうため、結果として痛い目を見ることも。
しかしそれでも信じることは止めず、再び痛い目を見ても一度落ち込んだら引きずらない。
そんな能天気さは愚かしさとも言えるが、基本的に明るく善良な人間。

UGNに協力する理由は「自分の身には余る力を、誰かと仲良くするために使いたいから」というもの。

能力

オーヴァードとしての力は弱すぎるほどではないものの、とにかく不安定。
侵蝕率が高まり、なおかつ暴走状態になければ本領を発揮できない。
戦闘中の負担も大きいため戦闘継続能力も低く、同じ施設出身の元実験体たちと比べても戦闘は苦手。
一時的にならそれなりの出力は発揮できることと、戦う際の射程や武器の得手不得手が無いことが数少ない取り柄。
入手が容易な武器であるナイフを用い、斬撃と投擲を状況に応じて切り替える変則的な戦闘スタイルを取る。

その他

天河鈴と言う名は実験施設で管理のためにつけられたもの。
ただし保護された他の実験体には、全員名字に管理用のナンバーが入っている（40番＝四十物、60番＝六十里　など）。
鈴にナンバーが無い理由はUGNも把握しておらず、本人もわかっていない。

母親は実験を主導したFHの研究者のひとり。
元はUGNのRラボに所属し、幼い頃からオーヴァードに覚醒していた鈴の面倒を見ながらジャーム治療の研究を続けていた。
しかしある日を境にUGNを裏切り、FHの遺産研究セル「レリック」へと所属。
鈴を含む様々な子供たちを実験体として、遺産を運用するオーヴァードを人為的に作り出す実験を行っていた。
実験施設がUGNによって制圧された際に逃亡し、現在も消息を絶っている。

同じ施設出身の実験体の中に彼の複製とも言える存在がおり、今でも事あるごとに気にかけている。

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