・概要：FHの他所のセルが起こした事件の後始末が主な業務内容。UGNの手に渡ったらマズイ情報や物品や人物の回収や処分を依頼を受けて行うのが主だが、自主的にそれらを回収して他所のセルへ売り渡したり交渉材料に使ったりもしていた。金や安全、必要な物が貰えるのであればFHのみならず、ギルドや神代グループや公安特調、果ては宇宙友愛協会とすらも商売をするようなセルだった。セルメンバーはいずれも自主的な回収業務と言う名のセルリーダー『ビハインド』の『拾い癖』の中で拾い集められたメンバーだった。四年前に壊滅した。

・セルリーダー：ビハインド：ソラリス/モルフェウスのクロスブリードで、多種多様な毒ガスを吐き出す能力を持っていた。能力のせいで日常生活もままならなかった所を｜春日恭二《ディアボロス》に拾われて師事した後に独立、その後二年ほど一人で｜廃品屋《トラッシュボックス》セルを名乗っていた狂人。常に装着しているガスマスクがトレードマークだった。拾い癖があるせいでセルの拠点にしていたスクラップヤードは文字通りに｜ゴミ箱《トラッシュボックス》のような様相を呈していたが、拾って来たスケアクロウが整理と掃除をしていたお陰で意外と整頓されていた。その後も調子に乗ってセルメンバーと使えそうな物を拾い集めて、｜廃品屋《トラッシュボックス》セルが形となって行った。壊滅時24歳。

・戦闘員1：スケアクロウ：ウロボロス/ブラックドッグのクロスブリードで、武器を影から作り出して操る能力を持っていた。自身の身体を改造したセルが壊滅した際にうっかり生き延びてしまい、火事場泥棒しに来たビハインドに拾われた、脳味噌が半分ほど機械に置き換えられてる人。三人の中では一番の古株なのにヒロインが来るまでは末っ子のような立ち位置だったのが気に食わない。料理と掃除と、ビハインドが無秩序に拾って来る物品の整理整頓を担当していたが、ランバージャックが加入してからは大物の担当はランバージャックの、カワードが加入してからは経理や商品の整理はカワードの担当になった。一番目に加入。壊滅時15歳。

・戦闘員2：ランバージャック：モルフェウス/バロールのクロスブリードで、大斧を作り出して重力操作によって相手を固めて叩き切る能力を持っていた。幼い頃に両親が殺され、両親を殺した相手に拾われて育てられ、そして両親の仇を取って居場所を失い、ビハインドに拾われた、無表情かつ無感動かつ無慈悲な人。実は全て終わった後ビハインドにランバージャックを引き取るように仇自身が依頼していた事は闇に葬られた。自分より年下のスケアクロウの方が背が高いのが気に食わない。無免許だがモルフェウス特有のサイコメトリー能力によって覚えた高い運転技術を持ち、車の運転と重機操作、それと重量物の運搬を担当していた。二番目に加入。壊滅時16歳。

・戦闘員3：カワード：ノイマン/ハヌマーンのクロスブリードで、その場にある物で最適な殺人手段を最速で行える能力を持っていた。元はUGNだが上司の裏切りに巻き込まれてFHの一員となり、そのセルもUGNのエスケープキラーに壊滅させられた、巻き込まれ体質の不幸な人。UGNの大きな動きを察して火事場泥棒に来たビハインドを追っ手と勘違いして戦い、負けてそのまま拾われて行った。常に怯えてるけど怯えが一周回るとハイになるのは、怯えによって殺戮衝動を抑えている為。廃品屋セルに加入してからはそれまでスケアクロウがやっていた経理と商品価値の高い物品や情報の整理整頓を担当していた。三番目に加入。壊滅時22歳。

・癒し要員：シルバーソール：エンジェルハイロゥ/ハヌマーンのクロスブリード。四番目に加入。壊滅時12歳。