容姿・経歴・その他メモ

街の一角にひっそり佇む寺の和尚（自称）

寺といっても地蔵菩薩を祀る小さな祠があるのみで、近隣の住民もまさか和尚なるものが存在するとは思っていない。
住民曰く、「所有者はわからないけれど、いつも掃除されているから誰かが善意で管理してるんじゃない？」

実は祠の地下の住処でこっそり暮らしている。
本当は私が和尚だと大手を振って近隣住民と仲良くしたいが、組織が許してくれないので渋々こっそり暮らしている。

こんびにに行くのが好き


遥か昔から日本に蔓延る残穢の集合体。
穢れを持ったまま現世に輪廻転生してしまったヒトから、穢れを祓う(取り込む)ことができる。
穢れは周囲の人間を巻き込み肥大化するため、その前に祓う必要がある。
しかし、穢れは即ちそのヒトの根幹を成す感情でもある。しかして、祓うことにより該当者は植物人間と化してしまう。
組織は、これを精神病患者が自殺を図った末路とし、和尚の存在を隠匿している。




その者、引導を渡す者なり。

極東、神州では残穢に蝕まれた人間が生まれる。

遥か神々の時代より、衆生が現世に残す想い・痛みをその身に刻み、
極楽浄土へ共に渡り行くお役目が在った。
多くは粛々とお役目を務めたが、耐え切れず発狂する者が居た。
彼等は怨霊と成り果て、己が故郷を滅ぼし尽くしたと云う。

時は巡り、輪廻転生を経て現代に彼等は生まれ落ちた。
彼等の精神が極限まで摩耗した暁に、その魂は咲き誇り甚大な被害を生み出すだろう。

あゝ、ならば、であるならば、
死もまた救いなり。我が杭は菩薩の御手なり！
あらゆる辛苦のくびきより、死を以てその魂を解法し奉らん。

その者、起源を同じくする同胞に引導を渡す者なり。

たぶるくろす
それは穢れと浄化の永劫回帰
そこに天地創造はなく、天(かみ)を知らず、地(みち)をもしらぬ。

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