ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

鹿屋 佑(かのや ゆう) - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

鹿屋 佑(かのや ゆう)

プレイヤー:みなと

年齢
性別
星座
身長
体重
血液型
ワークス
カヴァー
ブリード
シンドローム
HP最大値
20
常備化ポイント
0
財産ポイント
0
行動値
0
戦闘移動
5
全力移動
10

経験点

消費
+0
未使用
139
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自
経験
邂逅
覚醒 侵蝕値
衝動 侵蝕値
侵蝕率基本値0

能力値

肉体0 感覚0 精神0 社会0
シンドローム×2 シンドローム×2 シンドローム×2 シンドローム×2
ワークス ワークス ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC 交渉
回避 知覚 意志 調達

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化

コンボ

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 -9 0 0 0 -9 139/130
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

「偽りの関係だとしても、それが“私であったもの”が望むすべてなら。
 偽物なりに、意地の一つでも張りたいものさ。それが人間ってものだろう?」

ごく普通の家庭に生まれた鹿屋 佑は両親と妹に囲まれ幸せな生活を送っていたが、FHの襲撃に巻き込まれ両親と乗っていた車が炎上(妹は家にいたため事故を免れた)、両親と共に一度死亡し佑だけがオーヴァードとして覚醒した。当時高校生だった彼は残された妹を養うためにもUGNで生きる道を選んだ。しかし、とある任務で帰らぬ人となり、その遺体は秘密裏に処理されるはず、だったのだが・・・

鹿屋 佑が極めて特異なオーヴァード(当時では貴重なトライブリード)であったことからその死体はオーヴァード研究の検体として回収されることとなり、程なくして複製体が作られた。

UGNエージェント、鹿屋 佑の複製体。その複製体が、私だ・・・。

しかしながら、私は複製体としては致命的な欠陥を抱えていた。そう、トライブリードではなく、クロスブリードとして覚醒したのである。能力もオリジナルの一部を引き継ぐのみだった。また、レネゲイドの力を利用した複製の代償としてパーソナルデータの再現も完全なものとは言いづらく記憶領域のほとんどが消失していたのだ。
覚えていたのは自分の名前と、わずかに残された妹の記憶だけ。

そして人道的な理由からと、研究は程なくして凍結されたが、芽のない研究に金を払う馬鹿はいない。おそらくは、支援者がいなくなったのだろう。

本来であれば、私は速やかに処分されるはずだったのだが、身元引受人を名乗る男がいた。
名を、榊 紘一(さかきこういち)。私のオリジナルである鹿屋 佑の友人にして、複製体製造に携わった研究員であった。良心の呵責からか贖罪を望んでいたのか、私には榊の気持ちを理解することはできないが、創造主である彼を別段恨んでいるわけではなかった。私はあなたを恨んでなどはいない、そう伝えると「ああ、君なら責めないだろうね、私にはそれが何よりも辛い・・・」と彼は何度も私に謝罪した。そしてオリジナルが死亡してからの2年間に何があったかを彼は話し始めたのだ、懺悔のようでもあり、怨嗟のようでもあり、聞くに堪えない内容も多かったが(あくまで、佑としての何かが私にそう訴えかけるようで)最後まで耳を傾けた。

そして、榊は私に頭を下げながら、勝手なことはわかっているが、と前置きを挟みこう言ったのだ。

鹿屋 佑の代わりに、兄としてその妹である灯に接してほしいと。

佑が死亡した折、本来遺族である佑の妹には記憶処理が施され、施設に預けられるはずだったのだが、榊たっての希望で彼女を引き取っていたそうだ。
突如失踪した兄については仕事で忙しいためとごまかし続けていたが、とうとう耐えられなくなったらしい。

この男、なんとも勝手なやつだと思いもしたが、私はどうにも彼を憎めない。おそらくそれは、佑の感情だろう。
なるほど、研究で処分される寸前だった私の存在は榊にとっては渡りに船だったわけだ。

だが、それは目的がない自分にとっても同様であったし、何より心のどこかで渦巻いているこの感情の意味を知りたかった私は、彼の想いに答えることにした。

こうして借り物の感情に流された私は、妹“鹿屋 灯(かのやあかり)”との共同生活を始めることとなった。

彼の遺品、彼を知る他者の情報から彼の人格を構築し、鹿屋佑を作り上げることができた、と思う。

調べれば調べるほど興味深く、彼が営んできた暮らしに触れるたび思うのだ。

彼が大切にしていた時間、守りたい者・・・

気づけば私は思いを馳せていた。自分の中に残る彼の残滓を辿りながら彼女と過ごす時間がかけがいのないものだと。それが自分の感情なのか、彼の感情をなぞって生きるだけの偽物の感情なのかはわからない。

時には彼を羨んだり、この記憶を呪うこともある。
彼が育んだ幸せに囲まれながら、時に葛藤し、偽物であることに苛まれている。
妹との関係を取り戻して行く度に、鹿屋 佑に嫉妬している。

私のオリジナル、鹿屋 佑。私は彼に対して複雑な感情を抱かずにはいられない。

何故かと問われれば、自分でもわからない。だか鹿屋 佑が残したこの感情が私にそうさせるのだ。

そしては私は、未だ自分の感情への答えを得てはいないのだ。


一人称:俺(兄:鹿屋 佑として)、私(UGN:複製体として) 
二人称:あなた、きみ。

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