今から二年前。茂木製薬株式会社の本社の方から爆発音と地響きがしたとして近隣住民から通報があった。警察が駆けつけるとそこには凄惨な現場が広がっていた。本社内にいた延べ42人の従業員が何か大きな爪のような物で切り裂かれた跡を残し死亡していたのである。死亡者には代表取締役である依田 健一郎氏も含まれる。その後直ぐに現場で立ち尽くしていた柳田は連行される。
　警察は柳田を容疑者として(実際犯人は柳田)捜査を開始するが捜査は難航。本人自体は非常に捜査に協力的だったが記憶喪失なのが足を引っ張る。やはり一番はそもそも人間ではこんな傷跡ができるような攻撃をするのは不可能である為、検証班は頭を抱えた。結果的に彼は不起訴となるのだが…
　事件後自分の力、責任、犯した罪が重くのし掛かり、精神的にもだいぶ参っていた所でUGNへスカウトされるのだがそこで彼は決意する。自分の罪からは逃げない、正面で受け止める。この血塗れの手も、人を繋ぎ止める救いの手となるかも知れない。贖罪の為にも彼はUGNへと加入するのだった。

　エリシャが罵声を浴びせてきた子供達を熊に引き裂かせる部分は長年旧約聖書を読む信者にとっては大きなノイズとなっていた。それ故にこの部分には人それぞれ色々な解釈がある。例えば、”子供と言う翻訳が間違いであり、この時代の言葉の意味だとその部分は”青年”と解釈できる”とか”エリシャはこの文の前、エリコという町で汚れた水源を神の奇跡で浄化しているのだが、この子供達はエリコの街の住人に対して高値で自分の街の水を売りつけており、その収入が途絶えてしまったから罵声を浴びせている”など色々な説がある。
　…彼の起こした事件にも本当は何か別の意図が有ったのかもしれないが、本当の目的を知る人物はこの世に二人しか居ないだろう。

エリシャを追加してる時に気づいたんだけど、昔書いた設定が私が考えてる事と違ったので、ここに調整した設定を置いて行く。
これらの設定は次そのキャラを使う時にはキャラシを変更する予定

幻侍両親死亡イベント

これが大きな調整。なぜか今までは”過激な陰謀論者が自宅に乗り込んで両親殺害、その後犯人自殺”…だったんだけど、これだと一部のキャラは存在ごと消える事になるので、”エリシャともう一人の協力者の二人が会社で起こした騒動で死亡”に変更。

惨状を確認する幻侍

家を開けてる間に自宅に帰ってきた幻侍が惨状を目撃する…のが前の設定だったのだが、事件が起こった場所の変更により、”サイレンを聞いた幻侍が駆けつけるとそこには…”って感じに変更する

騒動の規模

家荒らされ両親殺害→社内で大殺戮皆殺し

岡崎

かなーーーーり変わる人物。元は幻侍に憎悪なんか取って何か恨みがありそうな感じだったが、その辺全消去。どっちかと言えば庇護/不安が近いかもしれない。

岡崎の名前改名

〇一郎系の名前がまさか被るとは思わないよ。分かりづらくなるので永一郎→郎を抜いて永一にします。ムフルン名付けセンスが無さすぎて見たまんまな名前になるかクソ渋シワシワネームになるのなんなの。

幻侍の血縁関係

幻侍は養子縁組された事にします。他にも初期の人物関係で考えてた案の松谷と腹違いの姉弟ってのは没。似てないし年離れすぎね

会社を継ごうとした幻侍

両親の仕事会社を継ごうとした…って前は書いてたけど微調整。会社継ごうとうんぬんかんぬんの前に違和感に気づきその後両親の会社の事は触れないようにしている。

現実改変

流石に良くない！消去！使うとしてもジャームにでもならない限り出しません！思い込みの力で能力がおかしくなってるだけ！

これ以上語ると一生開催される事はないだろう幻侍シナリオのネタバレ大会が始まるのでこのへんで

二人の犯人のうちの実行担当エリシャおじさんのちょっと深めの設定やらそれに関係する事を書く場所