容姿・経歴・その他メモ

オーヴァードの名門、西園寺家に生を受けた。
が、隔世遺伝によって対抗種(カウンターレネゲイド)が発現。すべてのオーヴァードに対し、強烈な憎悪と、その害意を執行するに足る力に恵まれてしまう。
はじめはただ、好戦的な性格なだけと周囲にも思われていた。だが、使用人や弟たちとの模擬戦、UGNへの協力を通して、彼の凶気がそのような甘いものではないことが明らかとなっていく。すでに降参した弟へは執拗なまでに追い打ちを浴びせ、UGNと共に追い詰めたジャームは駆逐完了後も跡形もなくなるまで切り刻んだ。
彼自身、その憎悪を何とか抑え込もうとはした。しかし、些細なことでも彼の中の敵愾心は呼び起こされる。そして、そんな彼の悩みにも、周囲の人間たちは気づくことはなかった。
彼が跡継ぎにならない次男であれば、だれも文句は言わなかったはずだ、そのうち家を出るだけの存在だ。だが、彼は長男であった。西園寺家の次期党首となる存在。その座をを同胞を滅ぼしうるものに与えるわけにはいかない。
家の者たちは危険分子の長男を最強の殺し屋に依頼して始末しようとした。
結論から言えば失敗に終わったのだが、、、

命からがら”狩猟者(プレデター)”の追撃を退けた彼は、それが両親の陰謀であると突き止めた。その瞬間、長年制御しようとしてきた憎悪が、殺意となって溢れ出した。気づけば彼は父親を殺していた。いや、父親だけではない、彼の一族皆、使用人まで含めて、屋敷は一晩で血の海と化した。
恐るべき暗殺者は依頼人を失い、それ以上彼には関わらなかった。

自身の力を恐れた彼は、UGNに助けを求めた。誰も傷つけないように監視と、拘束を。ストレスを与えないために過度な拘束はされなかったが。監視の希望は叶ったが、UGNとしても有用な力であり、エージェントとして任務を与えられている。

妖刀【暁喰い(あかぎ)】について
西園寺 篝が実家より持ち出してきた、EXレネゲイドに感染した日本刀。シンドロームはブラム＝ストーカー。
生物に見られる特徴を一部有しており、特に空腹を感じ食物を求める機能があるようである。
餌としてもっぱら、人間、特にオーヴァードの血液を求め、捕食時には刀身が膨張、変形し巨大な口のような姿をなし、捕食対象の肉体ごと咀嚼する様が確認されている。

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