容姿・経歴・その他メモ

とある一家に生まれた双子の妹。
その一家は新興宗教の教祖であった。

生まれながらにして力を持つこの少女は、新たなる教祖として生きていくことを決定づけられることとなり、力を持たなかった兄は捨てられることになった。

しかし少女は兄を見捨てることはなかった。親にバレないように兄を部屋に隠し、食事を持ってきてもらうようにして、二人で分け合って食べたり…お風呂も基本は一人で入ると言って兄と共に済ませたり。

真逆のようで同じように辛い幼少時代を生き抜いてきた二人は…
6歳で覚醒した兄はUGNの施設に入り力の使い方を学び、妹は兄との平和な日々を手に入れるために思考を続けた。

ある日の夜、望遠鏡を使って空を見ていた少女は、そこで…「それ」を見た。見てしまった。
空に浮かぶ蒼き星。それは彼女に見られた途端、その胸に入り込み……


それから数日もしないうちに、その新興宗教は根絶された。内部に生まれた新たな派閥が、その宗教自体を喰らってしまったのだ。

そして少女は自分を教祖とする新たなる宗教を生み出した。
人々はいずれ、空に浮かぶ蒼き星へと帰る。
そこに人種や階級の差別はなく、星は万物を受け入れる。

その宗教では、このような言葉が教理にある。
「あなたも、わたしも、いずれ星となって再会しましょう」


兄との平和な日々を勝ち取った少女は、自分の力を人々を守るために、自らの教えを多くの人々に伝えるために、UGNのエージェントとなった。
FHのエージェントやセルリーダーも、ゼノスの構成員も、UGNのエージェントやアクシズの人々も、いつか星に帰すために。
彼女は敵を撃ち倒す時にも、こう声をかける。
「いずれ、星となりて再会いたしましょう。大丈夫。力を抜いて……。すぐ私の言葉を理解するでしょう」

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