パーソナルデータ

名前

｜八朔 杏月《はっさく あずき》

容姿

髪色：金
目色：金

それは14歳の少女だった。いや、可愛らしい飼い犬だった。獰猛なフクロウだった。彼女は自身の能力で様々な動物に変化することができる。彼女は中学生だ、だが実の姉から、家族から隠れるためにそんな生活を送っている。ーーただ、大好きな姉の心を守るために。

好き

お姉ちゃん、動物たち、優しい人

嫌い

動物に優しくしてくれない人

覚醒

その日は土砂降りの雨だった。姉の帰宅が遅く、おなかをすかせて待っていた。漸く帰宅した姉はずぶ濡れで、すぐにお風呂に向かった。晩御飯を一緒に食べる。「お姉ちゃん、今日は運が悪かったんだね……大丈夫？」そう声をかけた。もちろん、大好きな姉が心配だった。しかし、突然振るわれる暴力、歳の差故の圧倒的な力に何もできなかった。先程まで食べていたご飯が、割れた食器が、近くに散らばっている。怖かった。痛かった。でも、お姉ちゃんのことは大好きだった。

また別のある日、下校途中に突っ込んできた車に跳ねられた。ジャームが操った車だった。何もわからないまま、ただ目の前が真っ暗になっていく中でも、ずっとお姉ちゃんのことだけが心配だった。大学の研究大丈夫かな、お姉ちゃん一人で寂しい思いさせちゃうな。そんな思いを抱えたまま、眠りにつく……はずだった。医者によって死亡が告げられあと、体内のレネゲイドウィルスが反応し、オーヴァードに覚醒。しかし、妹の死がショックだった姉は妹のことを忘れてしまった。お姉ちゃんにとって今は春日恭二と対峙することが大事で、自分のことはどうだっていいのだ。それでも姉が大好きだった。だからこそ、今日も動物の振りをして生きていく。UGNで姉に会わないように、ショックを与えないように。

セッション履歴