容姿・経歴・その他メモ

かつて天才ヴァイオリニストとして将来を嘱望されていた少年。
僅か12歳で数々のコンクールで賞を受賞し、各地での公演が決まっていた。
その音色は天上の調べと絶賛され、本人もさらなる高みを目指して練習を重ねていた。
優しい両親と、大好きなヴァイオリンの『せんせい』が喜ぶ姿を見るために――。

しかし、それは過去の話。
綾羅木有葉は死んだ。

初公演で訪れたコンサートホール――そこで大規模な爆発事故が起こった。
必死の捜索にも関わらず、天才と呼ばれた少年は遺体すら見つかることは無く。
行方不明としてマスメディアを賑わせ、そして――4年が経った。

表向きは爆発事故とされた、FHの過激派によるテロ事件。
そこに巻き込まれた少年、綾羅木有葉はどういうわけか蘇ってしまっていた。
オーヴァードへと覚醒してしまった彼は通信制高校に通いつつ、UGNイリーガルとして活動している。

【性格】
基本的には快活で明るい少年。
死によって家に帰ることも今はできず、ヴァイオリニストの夢も断たれてしまったという経験から
オーヴァードへと覚醒した自分をあまり良くは思っていない。
また、爆発事故後の世間からの両親へのバッシング、マスメディアの執拗な取材などを知り、
出来ることなら表社会に戻りたいという意思も既に消えかけている。
――しかし、だとしたらこのまま日常の裏側で生きていくのか。そこは本当に幸せなのか。
自分の生きるべき場所は、生きられる場所はどこなのか。彼はそれを探している。

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