概要

彼は、かなり古い時期からレネゲイドの研究をしていたらしい。
広まり始めた時期を考えても、それより前だと“自称”している。
存在にいち早く気づいていたのかそれとも、何か別の理由があるのか。

研究内容は様々、顧客の願いを叶えるような依頼研究が最近は主だが個人での研究も行っている。
何やら物騒な研究らしい。

いつも何かを考えているようで、口数は少ない。
周囲の電子機器に影響を与えるのも、何か意図があるのかもしれない。
その影響のせいか、彼に関するデータはほとんど残っていない。
記録も映像も曖昧で、正体はいまだに謎に包まれている。

これまでにも、いくつもの組織に籍を置いてきた。
何らかの策略だと見る者もいる。

能力

空間中に存在する各種“波動”──音波、電磁波、振動エネルギーなどの物理波を感知・操作する能力を持つ。
水や空気といった質量を持つ物質を動かすのではなく、光（電磁波）・音（圧力波）・電気（電子の流れ）といった非質量的な波形エネルギーに干渉し、それを任意に増幅・変調・伝播させることができる。

これにより、空中に雷放電を引き起こしたり、局所的な反重力効果（波動干渉による浮揚）を発生させるといった現象も可能となっている。

ただし、現代の都市空間は電波・音波・振動・磁場が極めて密集・複雑化しており、常に波動の影響下にあるため、無意識下でも干渉が発生してしまう。
その結果、電子機器に予期せぬ障害が起きたり、通信信号が乱れるなど、本人の意図しないトラブルが頻発している。

セッション履歴