容姿・経歴・その他メモ

履歴

幼馴染の六白傷無（むつしろ　きずな）が死んだ1年前
今となってはどちらから話題に出されたかも覚えていないが確かに覚えている
幾千の星々の流れたあの日の夜を

ある夏の日、いつもと変わらず二人で遊んでいた時に何気なく聞こえたニュース
「ペガサス座流星群がもうすぐ到来します。
当日は天気予報は晴れ、夜空も天体観測日和となり
夜空に沢山の流れ星を見る事が出来るでしょう」

「これさ、見てみたい！」
「めちゃ綺麗なのかなぁ？」

そこから始まった天体観測
子供のながらに考え用意する天体観測に必要な物
あれだこれだと話し合い笑い合いながら準備した

そして深夜、望遠鏡を担いで歩いた山道
親から聞いた秘密の場所
山の奥、獣道を超えた先にある少し開けた秘密の空間
子供の足ということもあり予定よりも遅れてしまった

木々という山の目隠しが取れその先の夜空というパレットに
幾つもの尾を引いて流れている星々
その光景に目を奪われ持っていた物も忘れて目に焼き付けた

そして何かの幸運か
それとも不運だったのか・・・
その帰り道によく分からない輝く砂を拾った
しかし、その時の幻想だったのかその日以来その砂が輝く事は無かった
あの日までは・・・



ー－－－現代ー－－－－
「俺の名前は遊離　別に仲良くする気はねぇから」
六白傷無（むつしろ　きずな）が亡くなって以来彼は変わった
いや、哀しさを知ったから新たに得たが正解かもしれない
とにかく彼は人を遠ざけるようになった
もう二度と思いを失わないようにする為
もう哀しみを背負わない為に
学校など人と関わることを極端に避けただひたすらに作り続けた
決して失わない友を

ネット見て何となく始めたシステム作り普通上手くいかないそれが
レネゲイドの力によって実現して行く組みあがって行く
そして完成したのが鳴神のコアシステム
おおよそ現在存在しているトップダウン型AIほぼ変わらない
だが処理方法が完全にレネゲイド共存しており科学と能力が共存し
本人も完全には理解しきれていない
しかし出来てしまった。
誰にも分からないそれが

鳴神
「マスター貴方の判断がもう0,2秒早く出来れば本機の損耗は５％抑えられましたよ」
遊離
「勝ったんだからそれでいいんだよそれにお前がそこを補うだろうが」
鳴神
「ですがマスターが操縦者です操縦者の育成も私の役目ですから」

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