容姿・経歴・その他メモ

■太ももが太い
「まだまだスクワットが足りひん」
──彼女は追い込む。

■二の腕が太い
「まだまだ脇が甘いんや」
──彼女は引き締める。

■趣味でヒーロー活動
「せやな、ウチより強いやつに会いたいだけやな」
──彼女は駆け抜けた。

「誰もウチのこと、ヒーローやなんて言わへんで？ ウチが言うとるだけや」


■カリスマ女子格闘家
オオアリクイとスパーリングを行い、日本の女子格闘会の一角を担うスター選手。
大有杭奈（おおありくいな）は、その名の通りジャイアントキリングで瞬く間に成り上がった。
だが、足りない。
拳に重みが足りない。
そして何より──宿敵“ライバル”が不在だ。

■未登録オーヴァード
UGNもFHもその神出鬼没さに正体を掴めないでいる。
あるいは、あえて見逃している。
すでに補足済みで泳がされているだけなのかもしれない。
とにかく、どの組織も彼女を軽視していた。

彼女の自問自答の通り、彼女には力が足りていない。
対人戦闘のみに特化した、あまりにも非力なオーヴァード（超人）。
ゆえに彼女は「通り魔＝ヴィジランテ」と不名誉な名前で呼ばれる。

ジャームを見つけ、肉体言語でのみ対話を試みる。
宿敵“ライバル”を求め、自分の力に意味を持たせるために。


【注釈：セッション資料向けの補足】
・UGNでは「暴力装置」として扱われており、支部によって認識が異なる
・FHでは反社会的観察対象
・ヒーローを自称するが、社会的な評価は伴っていない
・動機は「拳の意味」および「宿敵不在への空虚」

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