容姿・経歴・その他メモ

サウナを愛し、サウナに愛された男


本来はなにか名家の出だとか、著名な両親を持つらしい。

バソン？だとか。



とにかくサウナ。それがいい。

履歴

『お前は出来損ないだ』


毎日のように"無駄な鍛錬"を繰り返し、血縁であっても"家族ではない"そんな環境で過ごしていた。

小学生になる頃には、数多の娯楽を遮断された。
悪い知識を植え付けられるからと言って学校にすら通わせてもらえなかった。

毎日毎日、鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬。


遊びたい。こんな古臭い武術習って何になるのさ。


遊びたい。友達が欲しかったなぁ。

遊びたい。遊びたい。遊びたい。

『出来損ないはこの門をくぐる必要は無い。出ていけ』


ほんとに？いいの？


中学生になった頃、荷物を纏めて家を出た。
小さなリュックサックに詰められる程度しか私物がなかった。

向かうところなんて、無かった。
ただ、1度だけ外に出して貰えた時に見に行った"ボクシング"の試合。
その記憶を頼りに辿り着いたボクシングジム。

"キミは…？"

声をかけられる。

きっと、これが人生の転機だったんだろう。

｢俺を、選手にしてください！」










＿＿＿＿＿＿＿＿

最初の"犬"は聡いやつだった。
手を加える前に逃げていった。


次の"猿"は愚かだった。
与えた"力"に溺れ、怪物に成り果てた。


次の＿＿＿＿


もう計画を畳もうか。そう思った。

『俺を、選手にしてください！』

こいつで最後にしよう。

そうだな、モルモットにしては大きすぎる…。


"カンガルー"とでも名付けるか。

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