容姿・経歴・その他メモ

とあるオーヴァード研究組織の素体の一つとして改造された犠牲者の一人。
過程の探求を趣味にしている物好きで、収入や評判を度外視して好きなように調べ事をしている。
そのため、結論を求める人物とは相性が悪く、彼と相性の悪い警官や探偵は多い。
無関心で味気ないように見えるが、実際はノリが良くて負けず嫌い。
挑発されると興味がないフリをして乗ってしまうタイプ。

空想を具現化させるオーヴァードを生み出そうとした過程で生まれた失敗作であり、
いずれ来たる成功作品のための投薬実験等を行う対象になっていた。
それ自体に不満を感じていなかったが、研究方法があまりにつまらないと感じ始め、
自らより効率的な投薬等の研究のプラン変更を申し出るが、安全のためと却下される。
自分の寿命が無駄に消費されるのに嫌気を感じて、周囲の被験者を煽動して脱走。
UGNにこの施設を調べるよう差し向けて、隙を見て過去を抹消した。

現在はこれといった大志もなく、好き勝手に生きている。
興味を持った事に関しては強い執着心を見せるが、それ以外にこだわりはない。
今の所の最大の脅威は、何故か自分の身の上を知っているかのように振舞う大家である。

彼のオーヴァードとしての力は、領域内にいる人物の"無意識化の出来事に干渉する"というもの。
ざっくり言うと乱数調整。
彼が干渉できる範囲で、声をかけたタイミング、歩く速度、立ち位置、本人がふと視界に入れた雑誌の種類等。
無意識化の出来事の誤差を積み重ねた中で、より良い結果を選んで反映している。
結果的に本人が実力を発揮しているだけであり、彼はお守り程度の存在感しか出せず、
元々求められていた空想具現化には程遠い力だが、本人はそれなりに便利だと思っている。
ただ、これを行う度に直近1～12ヶ月程の、人生に無数ある小さな出来事を一つ一つ見ていく必要が出るので
あまり使いたがらず、根が面倒臭がりな彼な表向き[コンセントレイトの亜種]という事にして誤解させている。

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