◇プロフィール

名前:｜乾風 龍馬《あなせ りょうま》
性別:男 年齢:29
ブリード:クロスブリード
シンドローム:ハヌマーン/オルクス
ワークス／カヴァー:UGN支部長D／UGN支部長
所属:UGN N市支部
コードネーム:“｜空ッ風野郎《バガボンド》”
身長／体重:178cm／70kg

◇来歴

愛すべききょうだい達

乾風龍馬はとある大家族の長男として生を受けた。江戸っ子気質で兄貴分の龍馬はきょうだいから慕われ、忙しい両親の代わって父親・先生代わりだった。ひとたび龍馬の言葉を訊けば、おもちゃを取り合って喧嘩をしていても、母親に会えなくてぐずっていても、不思議とその言葉に背中を押されて勇気が湧き上がってくる。その言葉を聞いた龍馬は兄貴冥利に尽きると涙を流したが、後になってみれば、なに、すべてはオーヴァードとしての片鱗だったのだ。

世界は広い

龍馬は高校を出て18になる頃には世界中を放浪していた。好奇心が強く、自分の目で確かめることを信条としていた龍馬は、その場所がいかに危険な場所でも、世界中のありとあらゆる地域を渡り歩いた。そして、自分の手が届きうる範囲で人々に救いの手を差し伸べた。しかし、日本に帰ってきたある日、UGNとファルスハーツの戦闘を垣間見る。すでにオーヴァードとして半覚醒状態にあった龍馬にはワーディングは効かず、むしろ興味の対象となった。周囲の被害を気にせず暴れまわるファルスハーツエージェントに対して、UGNエージェントは劣勢にあった。どちらに手を貸すべきかは明白だった。

UGNを立て直す

しかし、“｜反逆の聖人《イスカリオテ》”の時代にあって、UGNは揺れていた。人々を守る影の存在であるはずのUGNは内紛の危機にあり、チルドレンのいたずらな消耗や、支部長が反乱を起こすことすらあった。龍馬は決意する。一つところに留まれない｜流れ者《バガボンド》として、龍馬は多くの支部を渡り歩き、その支部が抱えるあらゆる問題を解決し、チルドレンたちに自身の身の守り方を教えていった。他人のために心を割くことは、龍馬の生まれながらの性分だった。

N市支部長へ

そうした行動が評価され、いつしか龍馬は支部長として支部を任されるまでのオーヴァードへと成長した。現在はオーヴァード犯罪が絶えず、多くの問題を抱えたままのN市にしばらく腰を据えている。いつまで留まるつもりかって？その答えを知っているのはどこかで吹いた空風だけさ。

戦闘スタイル

乾風龍馬の周囲には常に風が吹いている。風といっても物理的破壊力を伴うものではなく、目に見えない“流れ”を呼び込む見えない風が吹いているのだ。そしてそれは龍馬が手を貸す陣営にも影響を及ぼす。

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