容姿・経歴・その他メモ

Personal Data

Name: ｜上ヶ地 蔀《あがち しとみ》
Gender: 男性
Like: 同期たち、モノづくり、銭湯通い
Dislike: パクチー

Looks

赤みがかった茶色の目と髪が特徴的な好青年。整った顔のパーツは一見してクール系といった印象を与えるが、その実大抵の場合口角が僅かに上がっている。ガタイが良く、一切無駄な筋肉や魅せ筋がない引き締まった肉体はギリシャ彫刻のようとも称される。しかしその実パワー自体はそう高くなく、どちらかというと持久力に優れた筋肉である。

普段着は特注の作務衣、私服はシンプルなTシャツ+ジーパンスタイルを好む。ガタイが良すぎるせいで丁度いいサイズのTシャツがなかなか見つからないのが悩みらしい。

Background

某年11/13、国内外問わずそこそこの知名度を誇る漆職人の家系に生まれる。専属の漆掻き職人を抱えられる程度には大きな家系であり、彼自身も将来は家を継ぐ事を期待されていた。…しかしながら。彼が2歳の時、家を継ぐ継がない等些細な問題に貶めてしまう程の大きな事件が家を襲ったのだ。

上ヶ地家は代々、数本の漆の古木を大事に管理していた。この木々は通常より遥かに多くの樹液を分泌し、ここから作った漆は深く美しい色合いを呈する特別なものだった。門外不出の秘密として大切に管理されてきたこの木々には秘密があった。古代種のEXレネゲイドに感染していたのだ。幸いというべきか、漆の樹液を扱う際は生身で触れないよう細心の注意を払うため、木々を扱う上ヶ地家の者がすぐさま覚醒するような事案には至らなかったが、しかし一族の体内にウィルスは確かに潜伏していた。そして世代を重ねるにつれ、ウィルスは生物濃縮を起こし…そして間の悪いことに、蔀の代でそれが爆発した。レネゲイド解放が起こってしまったのだ。

フィランダー博士一行によって解放されたレネゲイドに共鳴するかのように、彼らの内に眠る怪物が目を覚まし始める。上ヶ地の血統に連なる者たちだけでなく、門下生や手伝い、庭師などの本来無関係だったはずの人々さえも、漆は蝕んでいた。彼らは一斉に力に呑まれ…そのほとんどがジャームと化した。美しかった上ヶ地家の敷地は、一夜にして地獄と化したのだ。無数のジャームの群れによって辺りは蹂躙された。彼らは互いに殺し合い、さながら蠱毒のごとき様相を呈していた。生きとし生けるもの全てが死に絶えたかの如き血濡れの大地で、しかし彼と、上ヶ地家に仕えていた1人の庭師はまだ辛うじて呼吸を許されていた。オーヴァードとしての覚醒を果たした彼らの詳しい足取りは定かではないが、彼らは最終的に護人会に加わり、その後UGN日本支部に合流したことが伝わっている。つまり蔀はUGN日本支部の最古参の1人ということになる。

なお、蔀を護り、UGNという組織に託した庭師の消息は不明である。護人会に協力していた期間に殉職したとも、UGNへの協力を嫌いフリーランスとして活動することを選んだとも言われているが、やはり詳しいところは不明である。

About

UGNチルドレンの少年上がりの男性エージェント。ガタイのいい熱血系男児。漆職人の家系の産まれであり、その生まれのためかモノづくりが趣味。UGNチルドレンとして引き取られてからも独学で漆塗りや、時には螺鈿細工や金細工等様々な工芸品、更には機械類の構造やその製法について等、手広く知識を掻き集めている。

見た目はクールで寡黙なイケメンだが、その中身は無垢な子供のようと評される。先に書いた通り多くの知識を集めてはモルフェウスの権能でそれを具現化する、というプロセスを心の底から楽しんでおり、定期的に使途不明な装置を作っては遊んでいる。例えば「ブロッコリーの森の部分を綺麗に削ぎ落として模様を描く装置」だったり「引き金を引くとランダムな方向に水とついでにトマトケチャップが飛び出す水鉄砲」など。また謎のこだわりとして、彼の作る装置は全て漆塗りであり、時には螺鈿細工や金細工が施されていることもある。

そんな中でも「箸」を作ることにおいては特にこだわりを持っており、謎装置の開発をしていない時期は暇さえあれば箸を作っているほど。彼の人生哲学は「人の生き様は箸使いに現れる」というものであり、それ故に気に入った人間には割と軽率に漆塗りの箸をプレゼントして回っている。…ちなみにそんな彼自身の箸使いはハチャメチャに荒い。具体的に言うと、クソデカい箸を生成しては振り回し、それで敵を突き刺した上で箸ごとマイクロブラックホールに叩き込むほどである。彼の人生が壮絶だったことが少なからず影響しているのだろう。

この人生哲学は、幼少期に彼を死の淵から救いUGNに託した“庭師さん”から教わったものだという。彼にとっては命の恩人であり、親代わりでもあり、様々な大切なことを教えてくれた大恩人である“庭師さん”との再会を彼は常々願っているが、その願いが叶う気配は今のところないようである。そもそも生死が不明であるし、UGNの情報網にも類似した人物は引っかかってこない。そのため半分お手上げ状態なのが現状である。

三十院 刹那、三十六柱 契桐、三十九 或間、茨砂城 紅希亡らとは同じ任務で知り合い意気投合した同期であり、任務内外を問わず仲が良い。失った青春を取り戻させてくれる存在として同期達のことはとても大切に思っており、彼らと一緒にいると信頼からかIQが下がる。同期組の所謂「トラブルメーカー」枠でもあり、定期的に変な装置を作って持ってきては爆発コンビとバカをやって最終的にアフロになっている。

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