「僕は何をすれば良いでしょうか」
「『自分の好きなように』って、それが僕にとっては一番大変なんです」
「頑張りますから、独りにしないで」

一人称：僕
二人称：オーヴァード⇒コードネーム+さん　一般人：名前+さん

穏やかに敬語で話す少年。
献身的な性格で、仲間の役に立つことを生き甲斐としている。特に所属支部のUGNメンバーや仕事にとても忠実。
反面、自立心に欠けるため指示範囲外の臨機応変な対応が苦手。自主的な行動が取れず立ち往生してしまうことが多い。
感情や自我が極端に希薄なわけではなく優先順位が低いだけなので、意見を求められたら素直に応答する。
とても寂しがり屋で孤独が嫌い。基本的に誰かと共に行動することを好んでいる。

UGNで生まれ、UGNで育つ。
遺伝子操作からレゲネイドをコントロールする術を獲得することを目的とした実験が行なわれ、その試料用の試験管ベイビーとして生まれた。その時の実験番号は忘れなさいと命じられたため既に記憶に無い。
胎児の頃から実験が終了する7歳まで研究施設ですごしていたこともあって、自分や他の“兄弟”たちの境遇にも疑問や違和感を抱いていない。むしろ実験の失敗に関しては自分たちが十分な成果を出せなかった不甲斐なさを悔やんでいるし、申し訳なく思っている。
献身的な性格も、自分をUGNの備品のようなものとして認識しているため。

実験終了後、ただのUGNチルドレンとして活動することが決定した際に後見人が霧谷雄吾となる。『作道 新』という名も彼が名付けたもの。
まだ自分に価値を見出して運用してくれている霧谷雄吾に絶大な恩と信頼を抱いており、それに報いるために今日も全力で訓練と任務を全うしている。

ただの人間と接する機会が無かったのもあって、性差や年齢、一般人とオーヴァードとですら違いというものが今でもイマイチ理解できていない。
分かるのは役職や肩書きでの上下関係と、FHが敵対組織であることくらいであり、違いが理解できないゆえに対話の意思がある相手ならばどんな存在でも分け隔てなく接している。

まるで身体の一部かのように光を操作することができる。
視覚と嗅覚を用いて敵を判別したり、周囲の塵や粒子を選り分け、正確性や攻撃力を上げている。