容姿・経歴・その他メモ

履歴

名前：くろさわ　こうすけ

生まれは、FHとの繋がりの強い名家のひとつ黒沢家の八男として生を受けた。
この家では、実力こそが全てであり強者こそが人を導く存在と言われレネゲイドコントロールの重要性や使い方などを代々引き継がれ、厳しく教えられていた。しかし、僕にはオーヴァードとして覚醒をした者とは思えないくらいに微弱で他の兄弟姉妹が凄まじい能力の発言をしている中で肉体的強化しか出来ないため、爪弾きされ修練にも参加させてくれなかったし、まるで最初から居なかった存在として扱われるようになった。
そんなある冬の雪が降る日、僕は意を決して家出をした。
「どうせ、居なくなっても誰も気にしないだろう。僕がどこかで野垂れ死にしようが気にも留めもしないだろう。」
そんな風に、思いながら一歩また一歩と歩みを進めた。しかし、冬の寒さは想定以上に体力を奪っていった。
そして、少しずつ意識が霞む中で、祖父が迎えに来てくれた。
「ここでは、お前を認めようとする者は多くないだろう。だがしかし、諦めずに進み続ければ必ずお前を認めてくれる者は現れる。」
その言葉と共に、僕が意識を取り戻した時には見知らぬ施設に預けられていた。
そこは、UGNが管理するUGNチルドレンとして保護するための施設のようだ。
僕と同じようにオーヴァードの力に目覚めに覚醒した子どもや孤児が日常生活を知るために、日常生活を守るために日夜訓練を積み、正義のヒーローのような事をする場所だと教えられた。そこでは、僕より劣った能力者でも圧倒的な能力を持っていても分け隔てなく平等に教えられ、認められた。
「人は誰しもが同じ能力や力を持っているわけではない。それは一種の個性であり長所なんだ。だから、キミがその力でどうしたいか決めると良い。」その一言で全てが救われた気がした。

でも、現実は甘くはなかった。あの時に言われた言葉や感情に救われたのは一瞬だった。
ここでも、能力者至上主義であることには変わらず、僕の能力での限界値は底が見えると心のない言葉で匙を投げられた。
そこからは一心不乱に自分のやれる限りを尽くした。自分の出来る範囲での攻撃や能力の使い方を模倣した。
そんな歪な存在を知られ、厄介者として忌み嫌われる存在になっていた。

ゾディアックウェポンについて

この武器は普通の日本刀と見た目が変わらず、レネゲイドに感染した武器としての能力がまともに発揮しなかったため欠番（ロストナンバー）として扱われていた一本だった。偶然、戦闘訓練中に何処からともなく飛来し武器と適応したという因果もあり使用者としては認定された。
この武器の特性は“極めて高い強度性“と“逸脱した切れ味“のためにある種の似た者同士が惹かれ合ったとも推測される。

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