容姿・経歴・その他メモ

髪

赤

瞳

白銀色

肌

肌色

概要

　三重県・I市のUGN支部長。
　同県における神宮の神職の後継者だが、現在は家との関係が劣悪なものとなっている。
　成人以前は日本を離れ、イギリスの地でチルドレンとしての教育を受け、その後それなりの期間をUGN本部で過ごした。
　イギリス留学時はフィン・ブースロイドのもとで力を付け、幾人かの親友にも恵まれていた。

　生真面目な人物で、かなりの堅物。
　現在は自身が置かれている状況や、組織の現状を俯瞰視点で見つめ直している最中。
　自身の覚醒の原因や、自身の親友を奪ったり、あるいは心身共に深く傷つけられるなどして、FH全体に対する明確な敵対意識がある。
　最も、そういう強硬な姿勢が破滅を招くということを経験として知っているため、それを表に出すことは少ない。
　例外的な協力に関しても、最低限の「義理」を果たすくらいの人情は持っている。
　それは彼女が「支部長」という役割を背負っているからこそで、彼女の背中を見て育つチルドレンたちが、最後の一線を踏ませないようにしている。

　そのため、U市の一件も踏まえて本人なりに「柔軟」である努力をしている。
　
　この堅物としての彼女は、本部より日本に帰国し、Ｉ市支部長となってから形成されたものである。
　格式に支配された、実家という閉鎖環境で彼女が自分の心を守るために被った仮面ともいえる。

　元来の性格は、バイタリティに満ちた快活なもので、若干の破天荒さはあれど気さくな人格。
　野山でサバイバルをさせられた経験からなのか、現在の堅物状態でも隠せない食い意地がある。
　茸や野草の類を見分けるのが特技だったりするし、その経験もあって料理が上手い。

　イギリス留学時代・本部時代の友人相手には、普段の嶮しい口調が崩れて、女性らしい口調になったりする。

　《Return To Forever》にて、時の棺の二度打ちを決行したことで失明し、レネゲイドが活性化する状態（＝戦闘）でないと視力が戻らない体質となった。
　一時期は失明の影響で生活もままならなく、心が荒み嗜好品に手を出す始末だったが、同件で負傷療養している友人が、別所へ移送されたことで、ある種のひとり立ちを決意。

　煙草を辞めこそしなかったものの、バロール・シンドロームの《偏差把握》の研鑽につとめ、重力で周囲を把握することで、全盛期ほどとまでいかなくともある程度の行動を可能とした。

　U市の一件以降、UGNに対して明確な疑念を抱くことになる。
　だがそれは彼女をUGNから離反させるほどのものでもなく、唯一変わったのは彼女の正義の置き所である。
　その正義を信じることが出来なかったために、神月正義に土下座し、ジャスティスロイヤーズからは離れることになった。

　彼女が方々に向かうのは、U市の一件以降、護りきることのできなかった一人の少女を探す為である。
　

出自

　御子柴家は未だ力を持つ、神社本庁に属す歴史ある名家である。
　その長女として生まれた鼎には当主となる道が待っていたが、父の期待を裏切るように彼女はオーヴァードへと覚醒した。
　能力で劣るオーヴァードに対して、真人間として立場と矜持を崩さないという信念を抱く父にとって、娘がオーヴァードになるということはそれを裏切るような出来事であった。
　人の心を持つ化物とみなされた彼女は、当主の修行という名目で、父親から野山に置き去りにされ山暮らしを強いられるなどひどい虐待を受けて育ってきた。

　御子柴家は魔除け・厄祓いを行う巫女の家系であり、オーヴァードである人間は少なからず居た。
　I市は少なからず彼女の実家から、支部運営に関しての資金援助を受けているため、人事などの影響を受けやすい。

　彼女がU市の一件で失明して帰ってきたということで、彼女を支部長の座に置くことに対し賛否両論となっている様子。
　
　

覚醒

　
　自分の前で転がる、母親だったものを見た時、鼎は喪失感と無力感に襲われた。
　厳しい父親と対照的に甘く接してくれた母は彼女の生き甲斐だった、だが父と母の間に立ってしまったことでストレスに苛まれていた幼い頃に、レネゲイドに感染してしまった。
　家系図をどこからか知り、その素質を狙ったFHによって引き起こされた事故で母を奪われ、無茶苦茶になった感情と共にその力が覚醒した。

能力

　バロールとエグザイルのクロスブリード。
　《Return To Forever》までは防御結界を多用する守備手としての役割を担っていた。
　だが、本来の彼女は《骨の剣》で自身の腕を変質させた武器を振るう攻撃手である。

　切り札の「刻銀眼」による《時の棺》は健在。

装備

ハンドアウト

履歴

《Return To Forever》よりフルリビルド（ワークス・エフェクト・アイテム）。

セッション履歴