“群青の翼”南渡 海燕(ネタバレ)
プレイヤー:ケイ
- 年齢
- 17
- 性別
- 男
- 星座
- 魚座
- 身長
- 176cm
- 体重
- 56
- 血液型
- AB型
- ワークス
- 高校生
- カヴァー
- 高校生
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- オルクス
- キュマイラ
- HP最大値
- 29
- 常備化ポイント
- 6
- 財産ポイント
- 6
- 行動値
- 3
- 戦闘移動
- 8
- 全力移動
- 16
経験点
- 消費
- +34
- 未使用
- 5
ライフパス
出自 | 10歳の時、親戚の子どもたちと遊びに行った先で、彼らを傷つけた。以来、親戚たちからは嫌悪されている。 | |
---|---|---|
親戚と疎遠 | ||
経験 | 親戚に煙たがられ、両親から突き放された。疲れ果てた両親、出来ることが何かなかっただろうか。 | |
大転落 | ||
邂逅 | 突き放しても、目の前に現れる。隣に並ぶ奴がいた。 | |
好敵手 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | 後悔している、もっとできることがあったんじゃないかと。 |
渇望 | 17 | |
衝動 | 侵蝕値 | 誰かを傷つけるくらいなら、自分が傷つく。だってもう、失いたくない。 |
自傷 | 16 | |
侵蝕率基本値 | 33 |
能力値
肉体 | 4 | 感覚 | 1 | 精神 | 1 | 社会 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 0+3 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 2+1 |
ワークス | 1 | ワークス | ワークス | ワークス | |||
成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
白兵 | 射撃 | RC | 2 | 交渉 | |||
回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | 調達 | ||
情報:噂話 | 1 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
D | 動物使い | ― | 《アニマルアタック》取得 | ||||
ツバメ | 親愛 | / | 不安 | キミは僕の友達 | |||
王子様 | 傾倒 | / | 偏愛 | みんなの為に一生懸命、なんてかっこいいんだろう! | |||
超イケてる魔女 ブラック・マリーゴールド | / | ||||||
― | |||||||
― | |||||||
― |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
得意領域 | 5 | セットアッププロセス | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ||
ラウンド間、〈RC〉を使用した判定ダイス+Lv個。 | |||||||||
鷹の翼 | 3 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ||
シーン間、飛行状態となり、ドッジダイスを+Lv個。マイナーアクションで解除、再発動可能。 | |||||||||
コンセントレイト:キュマイラ | 2 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ||
C-Lv | |||||||||
アニマルアタック HR84 | 3 | メジャーアクション | 〈RC〉〈交渉〉 | 対決 | ― | 2 | Dロイス | ||
攻撃力+[Lv*4]の射撃攻撃。シナリオ3回。 | |||||||||
魔獣の衝撃 | 1 | メジャーアクション | 〈RC〉 | 対決 | ― | 視界 | 2 | ||
攻撃力+5の射撃攻撃。判定のダイス+Lv個。ラウンド一回。 | |||||||||
魔獣の本能 | 1 | メジャーアクション リアクション | 〈RC〉 | ― | ― | ― | 2 | ||
組み合わせた判定を【肉体】で行える。 | |||||||||
完全なる世界 | 2 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 5 | 100% | |
エフェクトを組み合わせた攻撃の判定ダイスを+[Lv+1]個する。攻撃力に+[Lv*3]する。 | |||||||||
妖精の手 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ||
対象が判定のダイスを振った直後に使用。対象の判定のダイス目の一つを10にする。1回の判定につき1回。シナリオLv回。 | |||||||||
眠れる遺伝子 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | |||
内側に眠るツバメの遺伝子が目覚める。小さなツバメとなって、友達と一緒に空を飛ぶぞ!(友達に乗せてもらってね) | |||||||||
地獄耳 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | |||
広い範囲の皆の声を聞くよ! |
コンボ
この瞳に映る世界こそ
- 組み合わせ
- 得意領域
- タイミング
- セットアッププロセス
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
ラウンド間、〈RC〉を使用した判定ダイス+Lv個。
黄金の都の幻で、王子とツバメが並び立つ。
この翼でキミと共に
- 組み合わせ
- 鷹の翼
- タイミング
- マイナーアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
シーン間、飛行状態となり、ドッジダイスを+Lv個。マイナーアクションで解除、再発動可能。
瑠璃色の翼で、ツバメと共に空を飛ぶ。
この剣の紅玉を
- 組み合わせ
- コンセントレイト:キュマイラ+アニマルアタック+魔獣の衝撃+魔獣の本能(+完全なる世界)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- RC
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 8(13)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+6
- 8
- 2
- 17
- 100%以上
- 4+12
- 7
- 2
- 30
- 4+6
一回目攻撃時。
空を飛ぶツバメの軌跡は、赤く煌めく道となる。
この瞳の蒼玉を
- 組み合わせ
- コンセントレイト:キュマイラ+アニマルアタック+魔獣の衝撃+魔獣の本能(+完全なる世界)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- RC
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 8(13)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+6
- 8
- 2
- 17
- 100%以上
- 4+12
- 7
- 2
- 30
- 4+6
二~三回目攻撃時。
空を飛ぶツバメの軌跡は、青く並ぶ二本の導。
この身を皆の為に
- 組み合わせ
- コンセントレイト:キュマイラ+魔獣の衝撃+魔獣の本能(+完全なる世界)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- RC
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 6(11)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+6
- 8
- 2
- 5
- 100%以上
- 4+12
- 7
- 2
- 14
- 4+6
四回目攻撃以降。
空を飛ぶツバメの軌跡は、金色の輝きで満たされる。
ツバメさんツバメさん、小さなツバメさん
- 組み合わせ
- 妖精の手
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
対象が判定のダイスを振った直後に使用。対象の判定のダイス目の一つを10にする。1回の判定につき1回。シナリオLv回。
ツバメの嘴からポトリと、赤青金のガラス玉。
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 159 | 0 | 0 | 159 | 5/164 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
【キャラクター概要】
一人称:ボク 二人称:呼び捨て(同い年のみ)、さん、ちゃん、くん、キミ
明るく友達思い、少し周りより大人びて落ち着いている。
御伽家(PC1,PC2)の末っ子の唯鈴と仲良し。御伽家にはよく遊びに行っているので、PC姉弟ともよく話すし、その関係でPC3,PC4とも接する機会が多い。
小学校入学の日に、家の軒下に作られたツバメの巣と、そこに一羽だけ残って暮らすツバメと出会った。
飛び立たずすっかり住み着いたツバメの世話をしており、友達だと思っている。
家の外でもツバメが飛んで来て、肩や手に止まって一緒に出掛けることがある。仲良し。
幼い頃に親に読んでもらった『幸福な王子』が大好きなのだが、最後にボロボロ泣いた。
「王子様もツバメもみんなの為にがんばったのになんで死んじゃうの。やだやだ、死んじゃやだー!!」
天国で幸せになりました、では泣き止まなかった。あまりにも泣くものだから、見かねた父親が続きを書いてくれた。
「ほら、見てごらん。王子様と燕は一緒に海を渡って、南に向かって旅に出ました。一人と一羽は仲良く旅を続けましたとさ」
宝石を取り払った王子の傍をツバメが飛んで、街を出て二人で光の下に歩いていく後ろ姿。
見える横顔はどちらとも笑顔で、キラキラしていた。
今でも変わらず「幸福な王子」は大好きで、幼い頃のように結末に泣きじゃくることもなくなった。
けれど、父親の描いた幸せな王子とツバメの旅立ちの一ページは、いまも大切にしまっている。
【シナリオ中に生えた設定メモ】
小学校入学より前に、おばあちゃんが亡くなっている。
おばあちゃんが亡くなった当時は、亡くなったという実感が抱けず、ただ漠然とした喪失感を覚えた。
呆然としたような気持ちで過ごし、入学式が近づいてきた頃、「おばあちゃんからだよ」と群青色のランドセルを渡された。
そこで初めて、声を上げて泣いたらしいとは両親から聞かされた。
「大事なものが、大事な人がなくなってしまうのは寂しくて、悲しいけど。でも、ボクがそれを好きなこと、大切なことは、変わらないから。ボクが忘れなければ、それはずっと、残り続けるから、だからこの時間が、いまが、大好きで、大切にしたいって思うんだ」
【呼び方メモ】
御伽 有月:ゆづきさん
御伽 深陽:みはるくん
砂吹 宗次郎:そうじろうさん
卯月 望:のぞみくん
唯鈴:いすず
苑田 摩訶子:まかこさん
17歳の姿
◆過去
10歳の頃に、親戚で集まった時に子どもたちだけで行った先の公園で、近所の家から脱走した犬が暴れて、襲われたことがある。
その時、恐くなってほかの子どもたちを見捨てて一人で逃げ出した。
逃げ出して、大人を探した。けれど誰も見つけられず、戻った時には子どもたちの様子に気づいた親戚の大人が集まって、子どもたちを助けた後だった。
怪我をした子どもたちと、子どもを抱き上げた大人たちの目が、自分に向けられた。逃げ出したことを責める、一人だけ無事だったことを許さない瞳だった。
親戚関係の繋がりは強かった一方で、爪弾きに合う時は一瞬だった。
両親は親戚から冷遇され、逃げるようにして街を去った。怪我をした子どもたちの家族からの恨み言が今でも家に届いてる。
それに両親は疲れ果て、中学に入る頃には家族間の関係も冷め切ってしまっていた。
◆現在
高校に上がる時に、両親から逃げるように家を出た。
幸いにして勉強は出来たから、奨学金とバイトと貯金で生活はどうにか保てている。
ただ漠然と、常にずっと、自分が悪いという気持ちだけが心にある。
子どもたちを傷つけたこと、助けられなかったこと、両親が苦しんでいること、そのすべてが、自分の行いが原因だった。
あの時に子どもたちを助けられていれば、彼らの為に自分が動けていれば、彼らではなく自分が傷ついていたのなら。
もっとマシな今があったのではないか、と思っている。
◆友人
馬鹿みたいに正義感の強い、誰かの為にばかり行動する、博愛主義者を絵に描いたようなクラスメイトがいた。
とても眩しくて、近づくのが恐ろしかった。自分に出来なかったことを、自分がやりたかったことを、彼はすべて行っていたから。
近づけず、目を逸らしていたら、彼の方から寄ってきた。手伝ってほしい、と言われて、その手を払えなかった。
連れ回されるようにして、誰かの為に走り回った。どうしてこんなことを、と思いもしたが、けれどとても、温かかった。
そんな日々が続き、雪が降り始める頃。寒さに震えていた時、彼は仕方ないなというように笑っていた。
無理をするなと家に帰らされ、翌日。友人は凍死していた。
昨夜は急な吹雪になって、そんな中で近所の子どもが一人、夜になっても帰っていなかったのだという。
友人は、それを探しに行ったのだと。たった一人で吹雪の中を探しに行って、そうして。
雪に埋もれて、帰れなくなった。子どもは吹雪になったのを見て、友人の家に駆けこんでいただけだった。
呆然とした。どうして一緒にいなかったのだろうと、一緒にいればよかったと。
だってきっと、自分は彼の眩しさを、優しさを、どうしようもない愚かさを、愛していたのに。
一緒にいればもしかしたら、彼を助けられたかもしれないのに。
どうして自分はいつだって、誰の笑顔も守れないのだろう。後悔ばかりが、胸に巣食った。
◆キャスト
友人…幸福な王子様
自身…ツバメ
◆10歳の自分
あの時、あの犬たちを止められていたら。
もしかしたら何もかも、変わっていたのではないかと。
彼のように、誰かの為にと頑張れていたら。
そうしたら自分も彼のように、なれていたのではないかと。
憧憬が、子どもの頃の自分を夢に見る―――本当の自分は、一人逃げ出す卑怯者なのに。
履歴
【にじのくじら】
〈トレーラー〉
――これは、ここではない何処かの町のおはなし。
キミたちは月虹町(げっこうちょう)で暮らす幼なじみ。
ごく普通の学生……だったけれど、最近ちょっと事情が変わったみたい。
「世界は――狙われている!!
オマエたちは"色彩の勇者"となり、この町を守るのだ!」
魔法使いを名乗る少女に不思議な力を与えられたキミたちは、町を守るご近所ヒーローになってしまったのだ!
敵は、人々の「心の色」を消し去ろうとする「空白の使徒」。
みんなを助けて「にじのくじら」を復活させないと、世界が大変なことになってしまうらしい。
なんだか壮大!
世界のことはよく分からないけど、生まれ育ったこの町は大切だ。
"色彩の勇者"たちは、今日も人知れずみんなを守る!
心の色を巡る、ご近所ファンタジー。
* * *
ダブルクロスThe 3rd Edition 『にじのくじら』
ダブルクロス―――
それは裏切りを意味する言葉?
〈ハンドアウト〉
ー共通ー
カヴァー/ワークス:中学生 or 高校生/中学生 or 高校生 or "色彩の勇者"(UGN関連相当)
シナリオロイス:「超イケてる魔女 ブラック・マリーゴールド」
キミたちは月虹町で育った幼なじみ。
ある日現れた魔法使いの少女"ブラック・マリーゴールド"に不思議な力を与えられ、
町を守るヒーロー"色彩の勇者"になっ(てしまっ)た!
キミたちの【使命】は、町の人々を助けて「にじのくじら」を復活させることだ。
※GMより:町を離れていたことがある、とか外から引っ越してきた、などでも大丈夫。応相談です!
以下、共通ハンドアウトに加えてPC①~⑤まで。立ち位置が少しだけ異なります。
ー個別ー
▼PC⑤:唯鈴と同い年で、幼なじみの中でも彼女と特に仲がいい。
各話あらすじ(ネタバレ)
10/21 一回目
PC5オープニング。
いつものように抜け道を通って学校へ向かう途中、ツバメがいつもとは違う道に飛んでいく。
薄暗い不気味な道に不安を覚えながらも抜けた先、広がったのは金木犀の香りと大きな洋館、そしてツバメを指先に止めた不思議な女性。
苑田 摩訶子と名乗った彼女は、最近ここに一人で引っ越してきたらしい。どこか不思議で、どこか惹かれる彼女から、街を案内してほしいと頼まれる。
「ボクの一番、好きな場所。特別な場所。教えてあげると約束した―――ボクの一番、好きな場所。それはいったいどこだろう」
まるで魔女のような雰囲気の彼女に、小さな勇者と呼ばれながら。教えてあげる、そう約束した……約束破ったら、はりせんぼん。
11/4 二回目
PC合流オープニング+ミドル開始。
商店街の入り口でみんな合流。宗次郎さんは時計を一時間早めていたのを忘れていたみたい。
マリーさんは何のケーキを見ていたのかな、美味しそうなショートケーキがウィンドウ越しに見えたからたぶんそれかな。
そのマリーさん曰く、にじのくじらがもうすぐ目覚めるらしい。ボクたちが頑張ったからだって、もうすぐ会えるのが楽しみだなぁ。
ところで、なんだか落ち込んでいる男の子がいたけれど、あの子は大丈夫かな?
合同授業は「好きな童話」について。
有月さんは「泣いた赤鬼」
深陽くんは「北風と太陽」
宗次郎さんは「ハーメルンの笛吹き男」
望くんは「虹の橋」
いすずは「いばら姫」が好きなんだって。王子様のキスで目覚めるお姫様、いすずの王子様はどんな人なんだろう。
でも、お姫様を助ける為に頑張る王子様って、かっこいいね。
授業の途中で、マリーさんが窓の向こうで騒いでいるよ。街に空白の使徒が現れたみたい。
みんなが傷つく前に、早く止めに行かないと。いち早く有月さんと宗次郎さんがお腹痛いって出て行ったから、早く追いかけないとね。
さあ、みんなの為に頑張るよ。
11/11 三回目
ミドル戦闘+一話エンディング?
周囲を舞う紺色の羽が彼の姿を包み込み、それが晴れた時、そこに立つのはまるで物語の王子様のような衣装を身に着けた彼。
友達のツバメと同じ翼を広げて、彼は友達と共に空を飛ぶ。
追い詰められたペインが標的にしたのは、不安そうにしていたサッカー少年。
親友が外国に行ってしまった彼の心に付け込んで産み出されたヌリツブーセから、彼を助ける為に戦った。
「たとえ遠く、海の向こうにいる相手でも―――キミはどこにだって行ける。会いにだって行ける」
ヌリツブーセは倒すことが出来た。
突然、現れたヴァイスがペインをクビだと言ったら、彼は消えてしまった……いったいどこに行ったのだろう。
「人を守るのはどうして? それは楽しいこと、面白いことなの?」
「楽しいとか、面白いは分からないけど、でも、ボクはみんなに笑っていたら嬉しいし、みんなの為に頑張れるよ」
「自分を犠牲にしてまで人を守る―――それは面白いことだね」
言われて、驚いた。びっくりした。
自分を犠牲に、って……それは、どういうことなんだろう。
11/13 四回目
マリーさんに呼ばれて、土曜日はお昼くらいからいつもの公園に集まったよ。
❝にじのうつわ❞に色を満たせば、にじのくじらが目覚めるんだって。頑張らないとね。
ゆづきさんとそうじろうさんは、ペインさんのところに。
のぞみくんとみはるくんはフランシスさんのところに。
ボクはまかこさんのところに、みんなそれぞれ会いに行くことにしたよ。
いすずは、ゆづきさんとみはるくんで、家族水入らずだって。
……ツバメさんツバメさん、小さなツバメさん。
死んでしまった、ボクの大事な友達の、大事な大事なツバメさん。
昨日まではとっても元気だったのに、いまはもう、肩に止まってくれなくて、空を飛んでもくれなくて。
庭に作った小さなお墓で、眠ってしまったツバメさん。
ツバメさんが死んでしまったのは、まかこさんが一緒にいたからだって。
まかこさんは、そういう体質なんだって。一緒にいる誰かの、寿命とか、そういうのを吸ってしまうんだって。
だから、小さなツバメさんは、それに耐えられなかったんだって。
悲しそうに、寂しそうに、そう言っていた。そう、ボクには見えた。
ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん。
ぽっかりと胸に穴が空いてしまったように、とてもとても寂しくて、悲しくて、辛くて。
誰かの笑顔を見ても、なんだか静かに、通り抜けてしまうようで、それもとっても切なくて。
でもボクは、まかこさんに会いに行く。
ごめんなさい、と言われて、来週にはもう、この街から離れてしまうと言われて、ツバメさん、ボクはね。
まかこさんにこの街を、案内したいんだ。ツバメさんと一緒に案内するはずだった、ボクの好きな場所、ボクとツバメさんの好きな場所、ボクたちの見たもの、感じたもの、たくさんの思い出を。
ツバメさんが死んでしまったことは、まだ何だか受け入れられていないような、ふわふわとしたそんなような気持ちだけど。
でも、ツバメさんがいなくなって、まかこさんまでいなくなってしまって、それでも何もしないままでいるなんて、そんなことは出来ないんだ。
だってそれじゃあ、なんだかツバメさんとまかこさんとの三人での思い出が、寂しくて、悲しいばかりのものになってしまいそうだから。
ツバメさんとの思い出を、まかこさんにも覚えていてほしいんだ。
まかこさんの、オレンジ色の心の色の中には、ボクとツバメさんの姿もあったから。ボクがツバメさんを覚えているのと同じように、まかこさんにもツバメさんのことを覚えていてもらいたい。
そして、まかこさんのことも、楽しい思い出と一緒にボクは、覚えていたいから。
ツバメさんツバメさん、小さなツバメさん。
いなくなってしまったけれど、でも、また会いたいよ。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|
フルスクラッチ作成 | 34 | ||||
1 | 2022/11~12 | にじのくじら | ひいろさん | あべさんZNDさんれいにーさんkeiバニラさん |