容姿・経歴・その他メモ

白い髪と陰気な顔つきをした痩身の青年。
一見殺し屋か何かのように見えるが、実際は穏やかで心優しく、致命的なまでのお節介焼き。
怪我や病気に苦しむ者を察知しては、訪れて治療を施す放浪医。
性質上、疫病神として邪険にされることも多々ある。

正体はレネゲイドビーイング。
かつてヨーロッパ人口全体の1/4という夥しい死者を出した黒き死の病"ペスト"と、奇妙な格好で人々から遠ざけられながらも疫病と戦い続けた者達の伝説から生み出された。

本来の姿は黒いフードに嘴のような形をしたマスクを付け、血のように赤い瞳を持つ。

オーヴァードとしての能力は、施術や治療の補助で多少用いるのみで、争いを嫌い、戦闘能力は皆無だという。
事実、ひ弱であり、武器も扱えず、白兵技術も無い。
暴力を振るわれても逃げるか、ただ耐えてやり過ごそうとするだけのようだが・・・・・・・












『クロをいじめた？』


【傍らに立つ影】
アヴァター:ザーバウォッカ。"非在の怪物"、あるいはジャバウォックと呼ばれることもある。
彼が助けようと試み、しかし救えなかった者達から託された命と魂をレネゲイドで繋ぎ止めた集合体。
彼の命が危険に晒された時、あるいは戦う意志を固めた時、おぞましい咆哮と共に影の中から這い出してくる、自我を持つ黒い塊。
数多の亡骸を黒い粘性の液体で固めたような姿をしており、既に喪われた存在という特異性から、あらゆる外部干渉を受け付けず、防御を許さない性質を持つ。


生前の意識もなく知能も低いが、最後まで身を削って自分達を救おうとしてくれたクロを慕い、彼だけに従う。


きっとこの世の誰よりも永く命と向き合い、死にゆく者を見てきた。
喪われた死者を背負い、喪われゆく生者に手を伸ばす。

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