ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

御堂筋レム - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

メイド(完全無欠のメイド天使)御堂筋レム(みどうすじれむ)

プレイヤー:平神最尊

年齢
性別
星座
乙女座
身長
183cm
体重
りんご255個分
血液型
A型
ワークス
UGNエージェントD
カヴァー
メイド長
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
エンジェルハィロゥ
HP最大値
24
常備化ポイント
4
財産ポイント
4
行動値
18
戦闘移動
23
全力移動
46

経験点

消費
+36
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 ...生まれについては、あんまり思い出したくないですね。
名家の生まれ
経験 ...ノーコメントで。
汚れ仕事
邂逅 主人様に出会えたからこそ、今の私があります。
主人
覚醒 侵蝕値 主人様の命令とあらば、この身を賭してでも従いましょう。
命令 15
衝動 侵蝕値 主人様の邪魔になるゴミ屑供は、1匹残らず排除する。
加虐 15
侵蝕率基本値30

能力値

肉体1 感覚8 精神2 社会1
シンドローム0×2 シンドローム3×2 シンドローム1×2 シンドローム0×2
ワークス ワークス ワークス ワークス1
成長1 成長2 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC1 交渉1
回避 知覚1 意志 調達1
情報:UGN1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
光使い 誠意 悔悟

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
光の剣 1 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 2
種別:白兵、技能:〈白兵〉、命中:0、攻撃力:[LV×2+5]、ガード値:1、射程:至近
光の舞踏 1 メジャーアクション
リアクション
〈白兵〉 2
組み合わせた判定は、感覚で判定を行える。
C:エンジェルハイロウ 2 メジャーアクション シンドローム 2
C値:[−LV]。
陽炎の衣 2 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
隠密状態になる。メインプロセス終了まで。1シーンLV回まで。
見えざる死神 3 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 武器 2
判定ダイス+1。攻撃力+[LV×3]。
マスビジョン 5 メジャーアクション シンドローム 対決 4 100%
攻撃力+[LV×5]。シナリオ3回まで。
真昼の星 1 メジャーアクション 自動成功
七色の直感 1 メジャーアクション 自動成功
天使の外套 1 メジャーアクション 自動成功

コンボ

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
30 0 136 0 0 166 0/166
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

8/23

履歴

御堂筋家

 レムくんの生まれは、かつて商業にて成り上がり、1人で財界の王の座に上り詰めた天才、御堂筋億人様の直系御堂筋家だ。
 御堂筋商会を始めとして、御堂筋グループを築き上げた億人様。以降、御堂筋の家の者は高い教養とビジネススキルを叩き込まれ、親に決められた者と婚約し、今では時代錯誤な血統主義の世襲制で、さらに事業の規模を広げていった。

一実様

 レムくんの母上である一実様は、手がつけられないほどの破天荒なお方だった。
 御堂筋家の大事な一人娘であるという自覚に欠け、大学に入ってからふらふらと遊び歩くようになってからは、当時の当主様である一実様の父上、十屋様にこっぴどく叱られていた。とは言えそんなお説教なんてどこ吹く風で、次の日にはまた叱られてるのが日常だった。
 そんな調子で勘当されずに許されていたのは、御堂筋家の血が色濃く遺伝しており、商才だけはズバ抜けていだからだ。遊びに行って帰ったらどこかの社長の名刺をお土産にしたり、遊んでいる最中にも斬新なアイデアをパッと思いついて持ち帰る事がよくあったからだった。
 しかし、一実様は犯してはならない禁忌を犯してしまった。
 ある日のこと、一実様は青白い顔をして帰ってきたかと思えば、いつものような使用人への軽口もなく、おぼつかない足取りで自室に戻り、倒れ込んでしまった。
 流石に心配した十屋様は、翌日、事情を聞こうといつものように一実様を自室へと呼び出した。
 部屋に入った一実様には生気がなく、何があった、と十屋様が聞くと、堰き止めてたものが崩壊するかのように号泣した。何事かと駆けつけた一実様の母上の香澄様に宥められ、数分経ち、ようやく落ち着いた一実様は、
 「やられた」
と、呟いた。
 それからぽつぽつと語り出した一実様の話は、十屋様や香澄様を酷く失望させるものだった。
 一実様は腹に子を宿していた。誰のかも知れない子を。
 十屋様は顔を真っ赤にして怒り、香澄様は酷く涙した。しかし、一実様は両親の失望をどこか上の空で聞いて、ただ虚空を見つめていた。
 その後、御堂筋家を勘当された一実様は、どこかの田舎で苗字を変え静かに暮らし、レムくんを出産した。かつてのような活発な様子は見る影もなく、近所の人には大人しい物静かな人との評価を受けていた。

レムくん

 レムくんは、シングルマザーとなった一実様の愛を一身に受けてすくすくと育った。
 一実様の教育の賜物か、あるいは御堂筋の血によるものか、とても行儀の良い、聡い子に育ったレムくんは、一介の田舎の小学校では学ぶことがほとんどなかった。そのため、基本学校に通うことはなく、自分で勉強したり、投資をしてみたり、ゲームをしたり、気が向いたら散歩したり、かなり気ままに過ごしていた。
 しかし、体力作りは大切だという一実様の教えで、体育の授業は欠かさず参加していたので、「体育野郎」というあだ名がつけられた。そんな様子でいじめられているかと思いきや、レムくんはそのルックスと話の上手さで何気に人気者になっていたため、近所の友達は普通にいた。
 一実様は実家のことは何も話さなかった。親戚の事を尋ねる度にはぐらかされるので、そういうものなんだと思う事にしていた。

十屋様

 高校生になったレムくんは、小さい頃から続けていた株で、小金持ちの天才少年榊レム(一実様が変えた苗字だ)として界隈では多少名の知れた人になっていた。
 目をつけたのは、御堂筋十屋様だった。
 一実様が出て行った後の御堂筋家は、後継者が居なくなってしまったため、十屋様が長らく会長を務めていた。しかし、歳のため身体も徐々に病に犯されていき、このままだと御堂筋の血が途絶えると考えた十屋様は、仕方なく後継者となる養子をとる事にした。
 候補として上がったのは全国各地の頭脳明晰で名の知れた高校生数十名。その中から十屋様が吟味し、選ばれた者が御堂筋の養子として迎えられる...はずだった。
 候補者である高校生たちは、事前に御堂筋家の部下が秘密裏に身辺調査をし、素行や人間関係を念入りに調べ上げた。
 調査報告を受けた十屋様は驚愕した。榊レム、投資の世界で成り上がっている有名高校生。かなり前から目をつけていた人物が、かつて自分が血筋から追い出した実の娘の子供だったとは。
 十屋様はすぐにレムくんと一実様を呼び出し、話をする事にした。
 申し出の電話を受けた一実様は、悩んだが、レムくんに自分の身の上を暴露した上で、どうしたいか問うた。
 最初は、ある程度予想はしていたが、想定よりもでかい自分の血筋に「マジか」と思う事しか出来なかったレムくんだった。が、落ち着いて冷静に考えて、「とりあえず話だけでも聞いてみる」という結論に至り、一実様もその結論を飲み、御堂筋家水入らずの会合が決行される事になった。
 後日、御堂筋家を訪れたレムくんと一実様を、香澄様が出迎えた。一実様と香澄様は、軽く
 「久しぶり」
と言葉を交わしただけで、その後は無言で広間に案内された。
 広間に通されたレムくんと一実様は、車椅子に座る十屋様と対面した。きまりが悪そうな顔で一実様が目をそらすと、
 「よく来たな、一実、レム」
と、掠れた声で十屋様が話を切り出した。
 「はじめに、謝っておきたいことがある。
 「一実、すまなかった。
 「お前の話を何も聞かず、私はお前を追い出してしまった。
 「お前は才能に溢れた女だった。
 「遊び呆けていても、しっかりと役割をこなし、御堂筋家の者としてこれ以上ない活躍をしてくれていた。
 「俺はそんなお前の事だから、お前のお遊びには目をつぶっていたーーー見ていなかった。
 「お前の抱える物を、見ようとしていなかった。
 「ただただ叱りつけるだけで、お前の事を考えていなかった。
 「お前を追い出してから、色んな事を考えた。
 「お前の事、お前の考えていた事、お前がどうしてあんな事をしたのか。
 「分からなかった。
 「解れなかった。
 「図れなかった。
 「...後悔した。
 「もっとお前から話を聞いておけばよかった、もっとお前をわかろうとしてやればよかった。
 「でも、お前はもういなかった。
 「どこでどうしてるのか、心配でならなかった。
 「ずっと後悔を抱えたまま、後継者も見つからず、身体がボロボロになるまで御堂筋の者として頑張った。
 「遂に、御堂筋の掟を破ってでも、何としてでも後継者を作らなければと思い至った。
 「そして、候補を探すうちに、レム、君が目に止まったんだ。
 「調査をして腰を抜かしたよ。
 「まさか君が一実の息子だったなんて。
 「これは運命だと思った。
 「だから、こうして会合の場を設けた。
 「一実と、もう一度家族になるために。
 「レムくんと、この御堂筋の更なる繁栄のために。」
 レムくんは、堰を切ったように語られる言葉に面食らっていた。ずっと知らされてこなかった実の祖父の気持ち。これまで一切知る余地も無かったそれを矢継ぎ早に聞かされて、情報の整理が追いつかなかった。
 「いい加減にしろ。」
 ずっと黙って話を聞いていた一実様が口を開いた。その目には涙が浮かんでいた。
 「あんたの言い分次第じゃ話を聞いてやらなくもなかったが、今の話を聞いてよく分かった。
 「あんたは何も変わっていない。
 「あんたが私を追い出した、あの時と!」
 「一実!何を言ってるの!」
 香澄様が怒鳴ったが、
 「母さんは黙ってて。」
 と睨みつけられると、ひいっと言って縮こまってしまった。
 「どういう事だ、一実」
 「私は全てを知ってるんだ
 「あんたが私をハメて、わざとこの家を追い出した事をね!」
 「どういう事なの、母さん。」
 「いいか、レム、よく聞け。
 「ここにいる私の父親はな、私の才能を恐れるあまり、私を意図的に失脚させて追い出した張本人なんだよ!」
 そう言って、一実様は十屋様を睨みつけた。
 「何を言い出すんだ、一実。」
 「しらばっくれんじゃないよ、クソ親父。
 「前々から、私はあんたが私を叱る態度が尋常じゃないことに気づいていたわ。
 「黙って家を出てたから仕方ないとは思っていたけど、明らかに娘に言う台詞じゃないものまで飛び出していたから、何かあるとは思っていたわ。
 「その真意に気づいたのは、私がノート書き溜めてたアイデアと酷似したアイデアを度々あなたが発表していた事から。
 「初めは、親子だからか考え方が似てるな、と思っていたけど、あんたが味をしめたのか、そういう事が頻発するようになっていった。
 「隠しカメラを仕掛けるまでもなく、あんたが私のノートを盗み見していることが分かったわ。
 「だから、私は大事なアイデアはノートに書かず、別媒体で止めておく事にしたの。
 「そしたら、案の定あんたはスランプに陥った。
 「ざまあみろと思ったわ。
 「それからは、説教もただの八つ当たりだと思って無視していた。」
 何から何まで初耳で、ショッキングな暴露に、レム君は圧倒されていた。いつもの穏やかな母親からは想像も出来ない辛い過去。しかし、更に一実様は語り続ける。
 「私がハメられたと気づいたのは、私が妊娠をしてると分かってからだった。
 「と言うか、妊娠する意味が分からなかったから気づいた。
 「だって、私は処女だったんだから。
 「あんたは知らなかったようだけど、私はただ遊び歩いていたわけじゃない。
 「あの頃の私は、毎日毎日御堂筋の次期後継者として個人的にお呼ばれされててね。
 「今のうちに知り合っておけば今後の役に立つと思って、多少無理をしてでもほぼ全ての誘いに乗っていたわ。」
 「そんな話、私は知らなかった。」
 「そりゃそうよ。
 「会長であるあんた自身にバレずに取り入りたいって人間は山ほどいるから。
 「だから、私個人にお誘いが来て、私も意図を汲み取ってあんたには何も言ってたかったんだから。
 「もちろん、御堂筋家の女に手を出したら、取り入るどころか存在を消されてしまう。
 「だから、私自身に手を出してくる人なんて1人も居なかったわ。
 「だから、危険な夜の街でも私は純潔でいられた。
 「むしろ、ボディーガードが常についている形だったわ。
 「有り得なかったのよ、妊娠なんて。
 「いつの間に、と考えた時に、思い当たる節がこの家しか無かった。
 「私が日常的に安眠してた、この家しか。」
 「絶望したわ。
 「最悪な気分になった。
 「全てがどうでも良くなった。
 「あんたがこの家を追い出してくれてたとき、むしろ清々した。
 「これから、新しい人生を仕切り直すんだと、気持ちを切り替えた。
 「誰との子かも分からないけど、今はこのお腹の子だけが味方だ。
 「この子を立派に育てるために、今後の私は生きていくんだと決意した。
 「レムは立派に育ってくれた。
 「私はレムさえ幸せであればそれで良かった。
 「今回の話で、レムにとって少しでも良い話が出来ればと思ったけど、完全な無駄足だったわね。
 「...ごめんね、レム。帰ろう。」
 泣きじゃくるレムくんの手を取って、一実様は御堂筋の家を後にした。二度と帰らないと、固く心に決めて。

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