《奈落の法則》について

あらゆる判定のC値-1。一つのエンゲージ全体にばら撒くことができる。強力な点として、

・回避のC値が11になるため味方の攻撃がほぼ必中になる
・敵の攻撃の期待値を大きく落とすことができる
・対策・無効化手段がほぼない
・手番を消費せず長時間・広範囲に効果を及ぼす

と、デバフエフェクトの中では独自の強さを持つ。
但し問題点として、

・「射程：至近」=味方の《ファンアウト》などがないと１ラウンド目は使えない
・「対象：範囲」=味方の白兵アタッカーを平気で巻き込む
・そもそも相手の達成値を下げる意味がないとデバフエフェクトは強くない

と使いにくさも目立つ所。

構築の目的

問題点を一つ一つ解決し、《奈落の法則》を使う意義を見出す。

まず一つ目、「射程：至近」を解決する方法。これは二つあり、
・ソラリスのエフェクトと組み合わせ、《タブレット》を噛ませる
・《原初の黄：奈落の法則》を《幻想の色彩》で延長する
前者は《甘い芳香》など強力なデバフが噛み、後者は必要経験点や侵蝕率が少ない。

次に二つ目、味方を巻き込む点だが、これは味方に【行動値】の高い「射程：至近」がいなければどうとでもなる。
というのも、エフェクトは好きなタイミングで効果を切ることができるためである。（基本1、P325）
白兵アタッカーはよほどのことがない限り【行動値】が最後に回るため、味方の手番で効果を切ればいい。
敵の白兵アタッカーがエンゲージしに来て味方の射撃・RCアタッカーも巻き込んだ場合は…まあ…
どうせ敵の回避が機能しないから許して欲しい。

そして最後、達成値勝負をする必要がある点は構築やパーティー次第で解決できる。
判定キャンセルエフェクト（《守りの弾》《氷壁》）、及び《カウンター》が達成値勝負に該当する。
《抗いがたき言葉》などは手番を消費するため味方に任せることになるが、今回は自力で採用すればいい。

構築

まず、《奈落の法則》を延長する手段を考えながらシンドロームを選ぶ。
ソラリス/オルクスで延長するパターンはキャンセルエフェクトを組み込むことが困難であるため、ウロボロスを採用。
《原初の黄：奈落の法則》と《幻想の色彩》を取得。レベルは２で十分。

次にキャンセルエフェクトだが、ウロボロスは《氷壁》と相性がいい。
《原初の紫》で取るのもアホらしいので素直に《氷壁》《リフレックス:サラマンダー》２を取得。
ミドル戦闘で置物になるためせめて情報収集で活躍したいので、ダイスを稼ぐ手段はオートアクションに頼る。
侵蝕率基本値の上昇が嫌なのでハヌマーンを交えて《援護の風》を採用。
余った経験点で自分や味方の支援にも敵の妨害にも使える「マクスウェルプログラム」を常備化した。

マクスウェルプログラムとDロイスを変更し、「複製体：《ハードワイヤード》4」にすることで固定値が増える。
また、サラマンダー/ウロボロスにして《援護の風》を《原初の紫:紡ぎの魔眼》にしてもいい。
どちらも代償として侵蝕率基本値が爆増する。両方採用すると死。

ダイスを稼ぐ手段をオートアクションに頼らず「ストレンジフェイズ」にしてもいいが、ミドルで本当に置物になる。

《ウィンドブレス》…最大レベルが下がっても強いものは強い。　必要経験点15～20
《限界突破》…ウィンドブレスをばら撒く人。　必要経験点15～20
「メモリー」…メモリー。　必要経験点15

もしかして：これだけ
「サウンドアーマー」が《氷壁》に乗ればよかったのだが、アレはオートアクションであってリアクションではない。辛いね。
あと重圧対策がないね。