容姿・経歴・その他メモ

　目に入る少年少女を全て庇護対象とみなし、当たり前のような顔で近づいては自分は姉だと言い張る頭のおかしい成人女性（アラサー）。最近ちょっと身体に不調を感じるようになってきたが、口にしたら負けだと思っている。あっけらかんとした明朗な性格だが、少々ガサツな一面も。子供（どころか伴侶もいないがいわゆる庇護対象）のために何かを頑張るタイプ。それ以外はあまり頑張らないタイプ。ここでいう庇護対象の境界ははっきりしておらず、とりあえず年齢的に下の人間には「お姉ちゃん」と呼ばせたがる迷惑な妖怪である。
　誘拐一歩手前で踏みとどまっているため辛うじて警察のお世話にはなっていないが、いつ一線を越えても「いつかはやると思ってました。」と供述するつもりだと話していたのは彼女を良く知る人の言葉だったか。勿論血縁上の姉であるとは微塵も思っておらず（そこまでネジは飛んでいない）、「あなたを守りあなたを支えます。親愛と尊敬を込めてお姉ちゃんと呼んでもいいんですよ。」とのことで、いずれにせよヤバいとは思う。

　とはいえ、これほどまでに「姉」でいることにこだわるその事情を知る一部の人たちにしてみたら、これでもだいぶ丸く、打ち解けられるようになったようで、犯罪性がない（と思われる）範囲であれば可愛らしいおままごとのようだと半ば諦念の情を向けられることもしばしば。

　余談だが、彼女が率いる兼古(よねこ)支部のチルドレンの間では、こんな彼女に対する二大派閥として「お姉ちゃん大好き派」と「お姉ちゃんマジ怖い派」が立ち上がっているらしい。そしてそのどちらに対しても等しく愛情を振りまくお姉ちゃんなのであった。

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