容姿・経歴・その他メモ

「始まりの炎。その中で見た、一振りの閃光を。
　私は今でも、覚えている」
「マリア、マリア！　ごめん！　今は何も聞かないで、五ポンド貸して！　おねがいプリーズ！」

「尊き血筋、選ばれし宿命、たとえそれが呪いであろうとも……
　私は、私の宿命を全うする！」

Sharon Godwin

一人称：私
二人称：君、あなた


　ステイト・オブ・グレイスに属する秘密結社『隻獅子騎士団』の現当主に当たる赤髪の少女。
　古くはゲール地方と呼ばれたロンドン付近に古城を持つが、現在は学生寮で暮らしているお嬢様。

　名家の跡取りであるが、学校では明朗快活でさっぱりした性格、曲がったことが許せない正義感を備えた人。結構気分屋で行きあたりばったり、おまけに貧乏で気を許した相手にたかろうとする。
　健啖家で、すぐにお腹が空く。体重がコンプレックスで、運動しても普通に脂肪が筋肉に変わるだけで大変滅入っている。
　育ちの良さに反して気分屋でズボラな面が強く出て、それ絡みでやたらマリアに泣きつくことが多い。

　一方、騎士としての責務を全うするに際してはズボラな面は鳴りを潜め、凛々しい立ち振る舞いと自信に満ちた態度で事に当たる、切り替えの上手い人物。
　激情家な反面、どこかしらで常に底冷えするような打算と倫理を持って動いている。頭が良くはないが、本能が鋭く無意識の警戒心が強いタイプ。

　コードネーム:赤獅子
　は、自らの見事な赤髪と、炎を操る点からつけられた名前。奇しくも家の家紋も獅子を象っている。
　この獅子心王の名を彼女は誇りに思っている反面、社交の場での仕事が増えたことを面倒がっている。

　過去の経歴からマリアのことが大好き。アホ毛をピクピクさせながら抱きついてくる。よく泣きつき、よく窘められる。
　先代は娘を只人として生きてもらう為に避けて暮らしてきたが、他のステイト・オブ・グレイスが起こした事件をきっかけにオーヴァードに覚醒する。
　彼女がその時見た者を識るものはいない。ただ、感じた復讐の憤怒の念と共に暴走状態に陥るが、当時チルドレンだったマリア・キングストンに救われる。

　彼女から力の使い方と戦い方を学びながら、次第に好敵手であり親友の立場となった。
　その際にUGNに勧誘されるものの、それを蹴って父親の代を継いで、敢えて命を狙われる騎士団のみちを選ぶ。その時交わしたマリアとの約束が、今もシャロンの支えとなっている。

ゴドウィン家

　オーヴァードが覚醒する以前より奇妙な力を受け継いできた家系であり、ステイト・オブ・グレイスの一派として所属しながらも寧ろその暴走を抑える側の役目を追っている家の一つ。
　常軌を逸した研究などに手を貸さず、血に刻まれた使命を全うするために戦い続けてきた騎士の一族。ことにヴィクトリア朝イギリスにおいてはヘルシング家等に代表されるダークワンを狩る勢力の一つとして世界の裏側で戦ってきたという。
　
　方針が異なる件の組織に属するのは、"アメイジング・グレイス"の手で謀殺されたという元英国ガーディアンズであった、彼の母親と縁があったためだという。
　異なる方針を懐き、UGNと通じている点から組織本部からマークされており、ことにシャロンの代になって一層その向きは強くなっている

能力

　シンドロームはキュマイラ/サラマンダー。
　赤獅子という名の通り、そのモデルは獅子に近しく、この土地に遥かな古に根付き王たちに魔導を伝えた『魔獣』の血を継いでいる。
　その関係からか、隠の王ドルイドの秘蹟を継承し、オーヴァードとしてのセットアップに森の賢人の智慧を用いる。
　魔獣としての血が、その本能が本来のレネゲイドコントロールでは扱えない能力の行使を可能としているという。
　古くは炎と氷を司った森の双王子の片割れに類する力、その先祖返りとも言える能力。

ハンドアウトPC①
ワークス/カヴァー：高校生/指定なし
ロイス：“クラウソラス”マリア・キングストン
推奨感情：P好意/N恐怖
　キミはUGNに協力するイリーガルだ。キミには共に何度か戦場を共にしたUGNエージェントがいる。
　“クラウソラス”マリア・キングストン。同じ高校の同級生にして、これまでに何度もオーヴァードが絡む事件の解決に関与した優秀なエージェントだ。光り輝く剣を用いた鮮やかな戦闘が、キミの記憶には焼き付いている。凛とした空気を纏いながらもどこか抜けた所もあるような人物で、そんな彼女にキミは惹かれているのだ。
　そんな彼女から、キミは『最近夢見が悪い』と相談を受ける。

セッション履歴