容姿・経歴・その他メモ

「さて、英雄様の出撃といこうか」
「守りたいものがある限り、倒れるわけにはいかないしね」
「いつも通り背中は任せたよ、相棒」


人を食ったように飄々としているが、そこはかとなく苦労人感が否めない風体の優男。実家は四川省にあり、そこに両親と弟が慎ましく暮らしている。かつて『灰被りのノア』と呼ばれるテロ事件を相棒であるロベルタとともに解決し、無辜の民たちから「英雄」と呼ばれる。事実そう呼ばれるに相応しい殲滅力を持っているが、本人はそう呼ばれるのを嫌っている。それは、かつての事件で全てを守りきれず少数を取りこぼしてしまったことによる自責の念から来るもので、今日に至るまでその呪いをずっと引きずっている。その呪いはとある事件を経て振り切ることになるが、それはまた別のお話。

彼をよく知るエージェントや友人は、あの事件の頃から彼の性格が少し変わったと口々に証言する。曰く、飄々とした雰囲気はそのままだが以前よりFHを始めとするテロ組織に当たりが強くなった。曰く、任務の際は強迫観念に駆られるようになった。「全てを守りきってこそ英雄だ」と、自らにさらなる呪いを課すように言い聞かせる姿は、一種のサバイバーズギルトかのように映るだろう。

履歴

○ハンドアウト
・共通ハンドアウト
君たちはそれぞれの理由で、南大西洋上の楽園都市「人工島エデン」を訪れている。この島は超高層建築「プラネットラダー」と10年に1度降り注ぐ赤い流星群で有名な観光スポットだ。しかし、流星群観測のさなか、爆破テロが発生し、キミたちはラダーの上層・下層に取り残されてしまう。崩落が迫る塔の中、互いに協力し合い閉鎖空間からの生還を目指せ。

○共通ハンドアウト
キミたちは――夢を見る。
それはキミたちが経験したことのない不思議な記憶。その夢のなかでキミたちは誰かを守るため・信ずる何かのために散っていく。親しい人々の悲しむ顔をその眼に焼き付けながら。
目を醒ますと、そこはプラネットラダー。周りにＰＣの姿はなく――コントロールルームに閉じ込められていた。
キミたちはそれぞれ、再びの合流を目指す。
真実を知り……今度こそ、この塔／この運命から生還するために。

・pc2【英雄と呼ばれたUGNエージェント】
UGNエージェント/任意
ロイス:保護された少女
指定設定:かつて灰被りのノアと呼ばれる大規模テロ事件を解決し、「英雄」と呼ばれた経験を持つ。その事件でキミは全てを守りきることができなかった。

キミはかつて多くを守り、少数を守れなかった経験を持つUGNエージェントだ。特に目の前で失われていった女性、その姿は忘れられないものだろう。
その功績により英雄と呼ばれたキミは何を思ったのだろうか。
現在のキミはUGN中枢の本部エージェントだ。その任務は最新の量子コンピューターが弾き出した大事件の兆候を元に世界に赴き、被害を少しでも食い止めて人々を守ること。
相棒のロベルタとともに訪れたプラネットラダーにて果たして事件は発生した。武装組織によるラダーの占拠、爆破行為、轟音と混乱の中、キミはラダーの最下層にて一人の少女を保護する。
その顔だちは……あの時の女性によく似ていた

★閉鎖された塔の最下層から脱出せよ。最上層のメンバーと協力し、地上を目指せ。
★少女を守りぬけ。

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